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ライブハウスが好きだった私がBTSに教えてもらった世界

バンタンを好きになった時は想像もしていなかった、韓国人男性の兵役義務の現実と推しとのしばらくの別れについに直面した。

まだまだ短いけれど、私もこの界隈を追い始めてからある程度の時が流れたという事だ。(そういえば新規っていつまでなんだろうな)

この未知の世界を知って追いかけるようになったのは、この業界のトップを走り続けた人達、日本人もほとんどの人がグループの名前を知っている程のスーパースターだった。日本で新大久保特集といえばDynamiteが流れる…という具合に。

だから思っていたよりかなり広い範囲の事に触れ、韓国にとどまらず同時に世界を知る事になった。

まだ「推し」という言葉がない頃、身近にKPOPを追っている人がいた。
KPOP好きと言えば、よく知らない人のイメージからだとBIGBANGの時代。
でもその人が追っていたのは防弾少年団だった。

当時は洋楽ならまだしも、基本触れる機会のない、あえて学ばないと言葉もわからない韓国語の曲を聴いて楽しめるのか…?と思っていた。


KARAや少女時代が日本語曲でガッツリ売り出しているのはたくさん見ていたけど、特に深く知ろうとはしなかった。その頃はとにかくライブハウスに通い詰め、うるさい音を浴びてモッシュして暴れる事に喜びを感じていたので…一番遠い存在とも言えるアイドルというものを表面的にしか見ていなかった。

当時は流行りとして何気なく遠目で見ていたBIGBANG含め、その第2世代と呼ばれる人たちの日本語のあまりの自然さにはものすごく影の努力が見えて、回り回って今ではこの方達が私達にこの世界を見せてくれたんだと尊敬しかない…


余談だが、その「防弾少年団」を好きだった方はペン卒した。Butterを最後に。
その理由は「楽しくなさそうに見えるから」と。


もちろん本人が楽しいかどうかはファンは知る由もないけど、2022年の会食でナムさんが話した「僕たちがどんなチームだったかわからなくなった」のはまさしくButterからで…さすが昔から見ていた人はそういう変化を見抜いていたんだなと思った。

…フォントがポップなのは仕様なのでお許し下さい笑


ソロ活動のバトンタッチが続いていき、全員入隊が近づき、見るごとに感情が変わって意味がはっきりわかっていって何度か見返した会食。

アミになって間もない人はもちろん、あれ以来見ていない人は是非また見てみてほしい。

ナムさんのあの泣き方は何度見ても苦しくなるし、できることはあまりないけど…絶対に守らなければ!!と思うばかり。


バンタンに触れて知ったのは、あまりにも彼らがアーティストだったこと。自分が思っていたアイドル像(ビジュアル、パフォーマンス、歌でとにかく魅せるイメージ)だけではなく、あまりにも根本がアーティストすぎる事が衝撃だった。


伝えたいメッセージを自らつくり音に乗せて叫ぶ踊る、それをアーティストとファンで同じ場所で共有する喜び。 この2年余りで実際にライブを体験して、自分がこれまで触れてきた音楽のそれに近い物があった。



結果的にライブに参加できたのはありがたい事だが、あまりにも遠い存在で会う事がなかなか叶わない人達なのに、気づいたら夢中で追いかけてしまう不思議。私は、ライブで生音を聴いてナンボの人間だったのに…。

それでも色々な障害を乗り越えて世界中の人がそこに向かっていく力、すごいエネルギーだ。

彼らはまっすぐに正直に自分の言葉でメッセージを伝え音楽を通じて共有する事で、何よりもお互いの幸せを願ってきた人達だった。


それが世界共通で自分にも当てはまる事でとてつもなく刺さる歌詞であり、あんなに環境の違う遠い存在のスーパースター達と自分達に共通する感情がある事の心強さ。これはとてつもないこと。


まずバンタンをはじめとする韓国の芸能人やアーティストを知って驚いたのは、ファンとの心的距離の近さ。握手会とか会えるアイドルみたいな、そういう物理的な距離ではなく何よりもメンタル的な距離。


彼らはこういうキャラでこんな関係性で、こんな時はこう言うかな?と想像できてしまうのは、とにかくたくさん画面を通して会いに来てくれるからだ。


そこまで見せなくていいのに、という所まで見せてくれるから。でも、そのおかげで感情移入してしまうようになったのは確かだ。


ところで、私がTwitterを使ってバンタンを推し始めたのは投票からだった。


…何だこの文化は?投票をしたらその小さな1つのスマホの操作が集合体になって、推し達が受賞のステージに立てる。ひたすら音楽を聴いたりライブに行くだけじゃなくて、こんな推しがいのある事はないじゃないか!と。音楽を聴くことやライブはどちらかというと演者よりも自分が楽しむためだった。ありがたく楽しませて頂いているというか。

だけど今は違う、お互いの幸せ、みたいな。

私が投票をして目に見える結果となってリアルタイムで推しが喜ぶ姿を見られたのは2021年のアメリカン・ミュージック・アワード。(AMA)

この写真はバンタンの関係性を表す一枚と言える

  • 英語のコメントが言えなくて笑っちゃうマンネ、ジョングク。

  • それを保護する長男ジン(笑)

  • マンネが頑張る中、僕もしゃべりたいテヒョン。

  • そんな親友を優しくにこにこ見つめるジミン。

  • そんなマンネたちを後ろから見守るホビ、ユンギ、そしてリーダーナムジュンのラップライン


こういう体験を繰り返して来たアミは、たくさん辛いことも一緒に乗り越えてきたけれど、その分ものすごく幸せだっただろうな。


そして私はその後、ホビと電話越しのジンくんに生であの「アーミー!」を聞いた。泣いた。震えた。TMAで7人から聞けた人も本当に本当におめでとうございます……😭釜山と被らなかったら行きたかった。



TMA勢、これ生で見れたの最高すぎんか……


とにかくファンの名前を呼ぶ。
とあるKpop専門のYouTubeで色々なグループを推してきた人が「こんなにファンの名前を呼ぶグループはいなかった」と話すのを見た。マジか。これが普通なのかと思ってた。


最初はわからなかったけど、今思えば世界に韓国の1グループの楽曲として広がって行ったコロナ禍のカムバ曲、ButterでもARMYと言って更に人文字まで作っちゃうの、すごくないか。

よく知らない人はARMY??となるはずなのに。

グクジンかわいい
ホビとジミニのYの違いも好き
とか言っちゃう


韓国が音楽を最大のエンタメとしてリスペクトを持っている事の象徴、豪華なステージの賞レースがいくつもある。それはファンの投票や作品の視聴数によって決まるから、それはファンダム名連呼するし「感謝/愛してます」連呼になる。ファンはそれがとてつもなく嬉しい。まだまだ推していこう!となる。


パフォーマンスもその中で抜きん出るためにクオリティは高くなければいけないし、そうするとトップに君臨したグループは磨き抜かれたパフォーマンスで豪華な舞台も映える。


このお互いが感謝し合うKpopの音楽界のシステム、本当に素晴らしいと思う…


この前参加したMAMA2023では、少女時代で現在は女優として活躍するスヨンさんがプレゼンターとして舞台に上がった。そこでピンク色に染まる会場のペンライトの光を見て、過去の公演を思い出したようで泣いていた。その時の事はわからないけど、少しもらい泣きした。ファンとの繋がりが目に見えてわかるコンサート、自分が最高に輝いていた瞬間、それはアーティストに取って宝物なんだと思う。


postお借りします🔻


そしてSeventeenが大賞を取った時の盛り上がりと貫禄のあるパフォーマンスは、歌の歌詞から佇まいから何から、なんだかここまで書いたような、Kpopにおける私が惹かれた全てを表しているようでとにかく感動しっぱなしだった。

まだの方はマジで見てほしい。
こんなにバッチバチにかっこいいのに


「地面を見て登り続けた、頂上まで」
「I love my team,I love my crew」
と歌うんですよ。
(何を言ってるかすぐ知りたくなる人)


これを見たのがまだ初めての生セブチなARMYの私が、この時点でこんな事を語って恐れ多いが…

とにかくCARATさんの気持ちを想像したら感動しかなかった。

リアタイはしていなくてもこれだけはわかる、こういう舞台で賞を取る事の計り知れない難しさは何より…我らの推しの存在がずっとすぐ前にあったからなんだろうと想像できるから。

シュチタでホシくんと話していた事で知った、このものすごい数のダンサーと作る群舞のステージはバンタンが最初だったらしい。


みんな知っている通り、SNSで頻繁に発信してファンとの距離を近くしたこともそう。

アメリカの番組に呼ばれた時の事も、BTS先輩のおかげです!!と言い続けるホシくんに「違う違う、君たちが頑張ったからですよ〜僕たちは扉を開けただけなので」というユンギ先輩かっけぇ………そりゃ憧れるよ、背中を見て頑張るよハイブ後輩達は…ㅠㅠ


ホビが&Teamの練習を見に行った時も、全員が憧れて震えるぐらいの人なのにその神様のような人が「上手だから僕が学ばなきゃ」なんて言えます??!


他のグループの反応を見ても裏表がない人なんだろうな…というのがわかる。
バンタンに限らず、他グルもコンテンツや話している姿を見ても「絶対良い子…!」と思ってしまう人ばかり。どちらかというと私は「あ、これテレビ用だな」とかバラエティを見て「今の返しすごいな」とか思ってしまうタイプの人なので。(誰)


とんでもない過酷な状況に耐えてチームワークをずっと良いコンディションのまま維持しなければいけない事からも、ちょっとでもひねくれた人にはきっとこなせないんじゃないかと想像するのでその結論に至った。強気な人はいてもみんなとにかくまっすぐなんだろうなと。


こんなに感情移入してしまう程の世界を知れたこと、彼らを深く知れたことが幸運だ。


とにかくすごすぎるんだ。おれたちの推しは……


全員としばしのお別れをした今も、2023年の活動のそれぞれの功績のニュースがたくさん入ってくる。

語り継がれていたARMYの影響力みたいなものも、正直はっきりくっきりと目の当たりにしたのは入隊してからの83カ国でSpring Day1位。想像以上だった。

この中に私もいるんだと思うと何とも言えない気持ちだった。初めてARMYとして何かを動かしたような気持ちで。


コロナ禍から始まり色々な物が収録のコンテンツでしか見られなかった状況から、AWARDSとオフラインコンサートと、しっかり今の彼らを追いながら体感できたのはとっても嬉しい。

ファンのためにもコンテンツをたくさん残してくれているという。カムバックして完全体になってからのコンサートをこれでもかという程示唆してくれている😭希望しかない。特にそれを想像する推しのニヤついた顔と言ったらたまらない。

2023年はあなたにすべてを捧げました。
知らない国にも行きました。(過去記事レポ書いてます)


お金たくさんなくなったけど、マジで実質無料です。本当にありがとうございました。。。大好きです。

あなたの死ぬほど大好きなライブを、最愛のメンバーと、歯茎全開で笑ってはしゃぐ姿を見るまでは…私死ねません。

ここまで思わせてくれた7人と、沼に入る前しつこいほど毎晩YouTube送りつけて寝不足にしてくれたアミ友に大感謝。オタク度は光の速さで超えてしまったけれど。

彼らと同じように、それまで経験を力に変えて必ず今より良い人になって会おう。


それと…
これは私がリアタイしてきた事なので
"思い出泥棒"とは絶対に言われないであろう話ができた事もちょっと嬉しいw

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