ラブライブ!スーパースター!!のLiella!が、創作のエネルギーになっている話。俺はLiella!が好きだ。
※本記事では声優アイドル=アイドルと表記していますが、その呼称について特別な理由と意味はありません。本記事内での扱いやすい主語として使用していることをご理解ください。
※表紙イラストは『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 5th LoveLive! ~Twinkle Triangle~』のメモリアルチケットを自身のスマホで撮影したものになります。
○彼女(彼ら)たちは凄すぎる
どこまでもキャラに寄せてくる演技力、他のお仕事もありながら「どっからそんなバイタリティが出てくんの!?」
おおよそ同じ24時間を生きているなんて思えない……けどそれをやってしまう凄さが彼女たちにはある。
時々思う。
俺がコンビニで体に悪い飲みのもを買おうとしているときに
「ああ、彼女たちだったらパフォーマンスのために、こんなことしないんだろうな」
って。
だけどそこでジュースなり酒を手に取り「ま、俺は明日からがんばるか」
って思ってしまう。
ここ、ここが日々の分水嶺。
このマインドの積み重ねが、自堕落な人間と彼女たちの差だと、俺は思う。
だから創作をする時は勝手に
「彼女たちも見えないところで必死に戦ってるんだ。だから俺も頑張らないと!」
って思ってしまう。
創作のすべてのモチベーションはここにあると言っても過言じゃない。
俺は誰とも戦っていない。アイドルの努力届かなかったクソ雑魚の自分とだけ戦ってる。
いいねとかフォロワー数とかPVとか知らん。
そんなの気にするやつに負ける気はしない。いつも俺の最前線にいるのはアイドルの勇姿だけなのだ。
そのストイックさとだけ勝負がしたい。
え、最近の成績?
去年の電撃以降ずっと二次落ちですがなにか!?(キレそう)
ペンネームでもまともにしてみるか~~~(タイムリー)
○Liella!(リエラ)
『私を叶える物語』でおなじみのLiella!(リエラ)です。
……え? ご存じない?
『ラブライブ! スーパースター!!』のグループ名だ。
興味のない人はざっくり「アニメのアイドルグループ」「声優アイドルグループ」って認識でいい。
そう、でもそうなんだ。
俺はLiella!を知っている側の人間なんだ。
つまりどういうことかというと、
・Liella!の努力。
・パフォーマンスにかける情熱。
・きっと大変だったであろう裏側を想像させる物語と、それを表に出さないプロ意識。
・止まることのない生長への飽くなき欲望。
・そして何より楽しませる努力を怠らない姿勢。
俺はこれらを知っている……気になっている。
もちろんキミたちにもこういう存在はいると思う。それが俺にとってのLiella!なんだ。
キミの信仰も教えてくれ!
俺はLiella!に出会えたことを幸運だと思っている。
○Liella!と公募原稿
一ミリだって関係ない。
だけど一見なにもないところに関係性を持たせて、物語を作ってきたのが人間であり、私たちが他の動物と違う唯一の能力だ。
それを出し惜しむ必要があるだろうか? いや、ない!
世は大創作時代。
俺が一生関わることのない、彼女たちの努力のステージを自らに妄想で重ねて力に変える。いい時代だ。
で、ここでの本題。
原稿だ。
・ネタ出し
・プロット
・原稿作成
・あらすじ作成
・提出
という工程がある。Web勢もだいたい一緒だと思う。
ここでの一番の敵は自分自身だ。
具体的には
・スケジュール管理問題
・やる気問題
・「これ……書いてみたけど面白いか?」問題
この3つの問題がある。
……少なくとも俺は問題だと思っている。というか問題にしないとこの記事が成り立たないのだ。
どこにだって、自分の中にだって政治はある。
閑話休題。
いっこずつ見ていきたいと思う。
① スケジュール管理問題
すまん、俺的にはあまり問題……ではないんだ。ひどい詐欺を見たと思うが、大丈夫、そのまま見ていってくれ。
俺の場合は経験上「頑張れば3ヶ月でネタ出し→投稿まで完了する」
というのがある。
だから例えば電撃文庫(4/10〆切)であれば、
「遅くても年内~1月上旬にはプロットが終わり、1月中旬から3月末まで確保したい」
というのが見える。
今年に限っては仕事がやばくて2月上旬から初稿→3月末終了になったけど。
そこでスケジュール管理が必要になってくる。
一日何文字書いて、どこで見直しをするか。予備日はどうするか。
ざっくりとした3ヶ月、というのもスケジュールだ。
ここで話をしたいのは、
「アイドルはマネージャーがいるから管理も分業できている」
とかいう次元の話ではない。
彼女たちはスケ管理された上で多忙を極めている……と俺は思っている。
さすがに現場のリアルをしらないから、ここでは一旦そういうことにさせてくれ。
そんな、無駄なく管理された中で、どれだけパフォーマンスを出し切るかの努力。
俺はそれを見たいと思う。
久保田未夢さんという声優が【化粧室の鏡や自販機の映り込みで練習をした】という話は有名だ。
※有識者、違っていたら叱ってください。
つまりそういうことなんだ。
「もう無理、やばい、限界だよぉ……」
ってなってからの
「じゃあ何をどう工夫するか? どこを削るか? この仕事は本当に必要下? ずん○もんの動画を見る時間は適切か?」
その問いかけが自らに必要だ。
余裕のあるオンタイムはこなせて当たり前。
むしろそれは遅延まである。
そんな努力と管理技術に裏打ちされた、パフォーマンスを見て、
「楽しい! 可愛かった!」
っていう感想だけはもったいなすぎる。
ほんとキミたち何してるの? ……ってまた言い過ぎました。
でも俺が言いたいことはそういうことだ。
アイドルの一挙手一投足から、妄想でもいいので努力を感じ取り、自らを恥じて改善していく。
アイドルの努力をリスペクトする。それが原稿を出すためのスケジュール管理にとても役立つのだ。
ちなみにこの記事が、ストロングゼロとポテチを貪りながら書かれていたとしたら……。
それって、ジャンル《ホラー》で応募できますかね?
② やる気問題
モチベーションはない……と俺は思う派閥だ。
ただこれには二段階あって、
・そもそも創作をやろうと思う根本的なモチベ。
・作業に取り掛かるモチベ。
の2つがあると思っている。で、俺がないと思っているのは後者の作業モチベだ。
なのでここでは前者の根本モチベをアイドルから学びたいと思う。
原稿で根本的にやる気が出ない時は、テーマや目的が迷子だったりする。
文字を打つ気力はあるし、Twitterも無限に更新できるけど書きたいものがない。
そんな時俺は、Liella!を思い出すのだ。
いつも心にLiella!を飼っている。
Liella!は何を目的に活動しているのか……それを勝手に想像する。
次のライブの為? ……否、それは通過点(勝手な妄想です)
人気を集め次の仕事に繋ぐため? ……否、と言えないけどそれは必要!
じゃあ応援してくれるファンのため? ……OK、今回はそれでいこう。
とにかくここも妄想だ。
ようは、俺がLiella!にどうあって欲しいかを勝手に妄想するのだ。
なお、これを他人に押し付けたり言語化すると叩かれる。それがインターネットだ(自己矛盾)
大丈夫、俺は何も与えないし、何も奪わないよ。
閑話休題。
とにかく目的があるから行動するモチベが発生する、単純に言ってしまえばだ。
彼女たちが何をエネルギーとして活動しているのか、妄想して勝手にそこからエネルギーを貰う。
偶像にダイソン球を設置しよう!
③ 「これ……書いてみたけど面白いか?」問題
出たよ。
はい出ました。
知ってるやつ、創作者と一番仲良しで一番の敵、おおよそライバルにはなり得ない存在。
この問題を打ち破るのにもやはりLiella!は有効だ。
だって彼女たちが
「私たちのパフォーマンスって楽しませているのかな?」
なんてネガティブな気持ちで披露しているはずがない。
そんな空気をLIVE会場や配信で見たことがあるだろうか? いや、ない。
そりゃ、プロの役者だから『もっとこうしたら良かった』だったり、体調面や外的要因で悔しい思いをすることはあると思う。
だけど披露する時はその時点でのMAXだろう。
間違っても「これって楽しめてるかな?」なんて疑心暗鬼でステージに立たない。
俺たちの「これ面白いか?」と対極の位置にいる、それが彼女たちだ。
自身とキャラを自信満々で魅せつけて来る。
だから俺たちは、そんな彼女に惹かれたのではないだろうか?
だとするならば、もはやこの問題を抱えることは彼女たちへの――そして自作への冒涜と呼ぶべき行為なのではないか?
恥を知れ恥を――そんな声がどこかから聞こえてきそうだ。
◯叶える物語~一般公募と公募~
『私を叶える物語』がLiella!のテーマ……という話はさっきしたと思う。
ってことで今からLiella!のキャスト数人に触れたいと思うが、大丈夫、ちゃんと公募(小説)の話をするから。
【Liella!のキャスト】
・伊達 さゆり
・青山 なぎさ
・鈴原 希実(すずはらのぞみ)
・坂倉 花(さかくらさくら)
この四人は一般からのオーディションでラブライブ!の声優になった方々だ。
通常であれば、声優になって作品オーディションで選ばれてなるものである。
がしかし、彼女たちは一般からLiella!になったのだ。
そう、これが『私を叶える物語』である。
夢があって実にいい。
この努力で叶うかもしれない……というドリームは、小説を書いて受賞を狙うということに非常に似ている。
じゃあどこが似ているか。
大きく2つあると思う。
・実力次第で何者かになれる。
・ただし実力があっても、決まるのは時勢、情勢、選ぶ人の基準によって変わってしまう。
この2つだ。
どんなに良い作品を書いたとしても、編集者が「今、世に問うべき作品じゃない」と判断すれば落とされる。
それすなわち《良い》ではないのかもしれない矛盾を抱えているが、ただの運否天賦ではなく、人事を尽くして天命を待つタイプの運ゲーだ。
そう、つまり《努力》という点においては彼女たちの一般公募と、小説の公募から受賞というのは、
シンデレラストーリーという共通点があるのだ。
しかしながら、どちらもガラスの靴を提示してくる王子様は、本家シンデレラと違って悪魔的な倍率と現実を突きつけてくる。
数千人から数名を選ぶ、その天秤は、ギリシャ神話に登場する、掟の女神テミスも思わず目を見開いていしまうかも知れない。
それでも彼女たちは叫んでくれる。
「さあ、戦うんだいま。僕らの風、巻き起こそう。駆けのぼってくのさ、絶対負けないん、勝つんだ!」
「いつだって昨日の自分を飛び越えていこう、どれだけやれるか、分からなくたって燃やすんだ」(by Liella!)
※リンク先は公式
特にこの「どれだけやれるか、分からなくたって燃やすんだ」の部分が、俺は大好きだ。
コスパ、タイパ、成長しない極東の島国……
いろんな想いや重ねる歳……
おっくうになってくれば、現実を知れば、ある程度のことが見えてしまう。
Liella!は確かに若い。
だから「分からなくても燃やせるんだ」なんて言いのけるのは簡単だ。
しかしながら一度、Liella!に火を分けてもらってしまった俺としては、逃げ出す前にその火を燃やさないと、後悔もするだろうし、なんかLiella!に申し訳無さすら覚えてしまう。
宝物を見つけた子どものように、はしゃいで書きまくる。
それがすごく大事だってLiella!は俺たちに教えてくれるんだ。
そう、これもLiella!の歌詞なんだ。
「宝物を見つけた子どものように、奏で始めた夢を。きらり希望、響かせるのどこまでも広がれ、私のsymfony……」(by Liella!)
※リンク先は公式
◯故にやれそうな気がしないか?
だから俺は原稿が書けるし、Liella!が好きだ。
これは俺の中で両輪なんだ。
彼女たちが笑顔で立ち続ける裏側に、どれだけの努力を見ることが出来るか。
それはつまり、一冊の本を手にして読み始めた時に、どれだけの苦労を推し量り、どれだけ楽しめるか。
楽しむにもまたある程度の才能が必要だって思う。
俺はLiella!に出会えて、そしてこの思考に至ってラッキーだなって思う。
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