#愛野美奈子
セラムン二次創作小説『宵闇に一番星が輝く(クン美奈)』
「今夜も星が美しいな」
学校が終わると、すっかり日が暮れていた。自然と空を見上げると、いつもの様に宵の明星が美しく輝いていて安心する。
何故だろうか?思春期になった頃から、宵闇の明星ーーー所謂一番星が妙に気になった。気づけば空を見上げて一番星を探していた。
普通ならば、月が綺麗とか気になるのだろうが、俺は月には興味が無く、寧ろ何故か気分が悪くなる想いがした。
「やはり一番星が一番輝いている
セラムン二次創作小説『愛の女神の憂鬱(クン美奈)』
私には付き合っている彼氏がいる。
そいつとは自然と将来、即ち未来を共にすると約束している。
少なくとも公斗は私とずっと一緒にいる気になっているみたい。
私はと言うと、まあありだなと思っていた。つい最近まではーー。
最近、ふと思ったのよね。
仮にうさぎがこのままクイーンになって千年時代が到来しているのを想像してみてよ!
クンツァイトと結婚したら、少なくとも千年と言う長ぁーい月日、彼だけを
セラムン二次創作小説『ありがとう、さよなら(クンヴィ)』
『ありがとう、さよなら(クンヴィ)』
“君の恋は永遠に叶うことはない”
久々に再開したあの人は、やっぱり又、敵の手に落ちていた。
前世の時と同じように、私の前に敵として立ちはだかった。
どうしてまた敵の手に落ちたの?なんて無駄な事は聞かないわ。
歴史は繰り返される。そう言う運命。
私の恋は永遠に叶わない。
エースにそう言われた時から、覚悟はしていた。出来ていた。はずだった。
だけど
セラムン二次創作小説『どんな姿形になっても(クン美奈)』
『どんな姿形になっても』
「本当に石になってたなんてね……」
金髪ロングの髪の毛を、赤いリボンで後ろに括った特徴のある髪型をした少女ーーー愛野美奈子はケースに大切に保管された石にそう呟いた。
最初は、半信半疑だった。
「四天王がまもちゃんの家に石になって居候してる!」
興奮気味に彼女の守り人である月野うさぎが受験勉強をしている時にそう喚き散らした。
美奈子はその言葉に耳を疑った。
非
セラムン二次創作小説『節分と豆撒きと過去(クン美奈)』
節分の日。久しぶりに美奈子が公斗の家へとやって来た。両手にはスーパーの袋や高級なショップの袋を持っている。
「恵方巻きと豆まき用の豆持ってきたよ」
笑顔でそう言いながら、スーパーの袋から買ってきたであろう巻き寿司を数点と、豆を取り出す。
「それと……」
「まだあるのか?」
美奈子の買ってきた恵方巻きを見て普通に美味しそうだと公斗はホッとした。インスタントの味噌汁でも入れようかとポット