マガジンのカバー画像

クン美奈小説

48
前世、現世、未来のクン美奈の話をまとめて置いていきます
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

セラムン二次創作小説『いざ、戦場へ(クン美奈)』

「遂に、この日がやってきたか……」

そう呟くのは公斗だ。

何故そう呟いたかと言うと、この日は公斗にとって試練の日となる事間違いないから。

ーーそれは、数日前に遡る。

「夏のバーゲン、付き合って」

唐突な美奈子からのお願いだった。

やんわりと言ってはいるが、暗にバーゲンと言う名のデートをしろと言う言葉が含まれていた。

「そういうのは女同士の方が楽しいのでは無いのか?」

単純に付き合い

もっとみる

セラムン二次創作小説『彼女にも歴史あり(クン美奈)』

ある日、美奈子が昔ばなしを始めてきた。

と言っても前世の話ではない。

戦士になりたてのセーラーV時代の話だ。

さも当然の様に話を進める美奈子だが、知らない俺は置いてきぼりを食らっていた。

「ちょっと待て!セーラーVって何だ?」

「あれ?知らなかったっけ?」

なんで知らないんだと言わんばかりの顔で話し続ける。

知らない方が悪いみたいじゃないか。

美奈子の話によれば、セーラーヴィーナス

もっとみる

セラムン二次創作小説『センコウ花火(クン美奈)』

「やっぱり夏は花火よねぇ~」
「ああ、そうだな」

俺の横で手持ち花火をしながら美奈子が呟く。
花火をすると言うのは柄ではないが、やはり日本人だからやり出すと風流で良いもんだと単純に思う。
何より美奈子が楽しそうなので、それを見ているだけで満足でもあった。

だがしかし、美奈子と2人でやるのだと思っていたのだが、何故か人間のアルテミスとルナも一緒になってやっていた。
仕事から帰宅して一息ついている

もっとみる

セラムン二次創作小説『蚊取り線香Tシャツの理由(クン美奈)』

今日は久しぶりのデート、だったはずなのに…

何故か公園のベンチに座って暇をしていた。

隣にはちゃんと恋人の公斗がいる。

なのに、相手をして貰えず暇を持て余している私。

何故かって?仕事の電話が入って来て、目下対応中で私の事は忘れているからよ。

難しい話をしているから入っても行けないし、つまらない。

久しぶりだから色々回ろうと思っていたのに、待ち合わせ場所の公園からまだ動けていない。

もっとみる