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社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(7.まとめ編)

2019年10月より東京都立産業技術大学院大学産業技術研究科情報アーキテクチャ専攻※に在籍しています。(今は卒業単位も全て取り終わったので、たまに講義ビデオを見つつ、ほぼ日常生活に戻っております。)
※2020年4月再編により情報アーキテクチャコースに変更

今回は自身の備忘録と、産業技術大学院大学(通称AIIT)を目指す方、通っている方の参考になれば、と考え、思い出しながら書いてみます。
本日は通ってみた感想・まとめについて書いてみたいと思います。

参考.過去の記事一覧
1.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(1.きっかけ編)
2.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(2.科目履修生編)
3.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(3.入試編)
4.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(4.専攻・コース編)
5.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(5.1年目の過ごし方編)
6.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(6.2年目の過ごし方編)

1.2年間通ってみた個人的感想

AIIT<情報アーキテクチャ専攻>に2年以上(科目履修1年弱/正規2年)通ってみた感想を何点か記載します。

1.IT・ビジネス系分野を体系的に学ぶことができる実務型大学院
専門職大学院として、IT・ビジネス領域について体系的に学ぶことができます。ただし、IT系バックボーンでない方も多くいるため、大学院の講義内容は初心者の方にもわかりやすい内容で構成されている印象です。そのため、IT系技術者が特定の技術領域の専門性を高める、というよりは、IT未経験者が体系的にIT全般を学ぶ、IT技術者が自身の経験・知識の再整理を行う、ということに適している印象です。(AIITは実務型の大学院なので、研究型の大学院とは毛色が異なります。)
※もしIT関連の専門分野を深める・極めることを志向されている方は、JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)の方が向いているかもしれません。
実際にAIITを修了後、JAISTに入学される方もいらっしゃいます。(博士前期/博士後期課程のどちらもパターンとしてはあるようです。)

2.卒業後も利用可能なコンテンツ/施設が充実
大学院におけるOBOGの人的ネットワーク形成についてはよくある話なので割愛しますが、個人的にはAIITの卒業後も利用可能なコンテンツが気に入っています。
 (1)附属図書館の利用
卒業生であれば、300円支払えば附属図書館の利用が可能です。
※卒業生でなくても利用できる手段はあるそうですので、もしご興味ある方はご確認ください。
図書館を利用した感想ですが、人口密度が少ない割にIT・ビジネス系の書籍が充実しており、平日23時(土曜日は19時)まで開館しています。ロケーションが品川シーサイド/大井町となっているので、城南エリアに住んでいる・勤務している方は使い勝手が良い印象です。(コロナが明けたら多用したい。。。)
 (2)講義ビデオが卒業後10年間利用可能
講義については全て録画されており、卒業後も大学院の講義が10年間利用可能です。自身の専攻・コースに限った話ではないので、創造技術コースや事業アーキテクチャコースの講義についても同様です。自分の興味に合わせて講義を受講することができます。

3.学割の使い勝手
社会人でAIITに入学した場合、大学院生となるため、各種学割が利用可能です。
社会人学生でも利用可能な学割については、各種サイトで紹介されていますが、
Amazon Prime Student
Appleの学割
あたりを使いました(特に書籍購入で10%ポイント付与を地味に活用)

4.やはりコストが安い
1.きっかけ編でも記載しましたが、専門職業訓練給付金の対象となっているため、実質40万程度で通学ができるので、コスパがとっても良いと思います。
※人的ネットワーク形成、コンテンツ・施設利用や学割などを鑑みたら、更にお得感。

2.終わりに

7回に渡り色々と書き連ねてみましたが、社会人大学院に通ってみようと思う方、その中でもAIITを選択肢に考えている方の参考になれば幸いです。
(個人的にはとっても良い大学院だと思いますので、迷われている方は是非!)


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