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社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(2.科目履修生編)

2019年10月より東京都立産業技術大学院大学産業技術研究科情報アーキテクチャ専攻※に在籍しています。(今は卒業単位も全て取り終わったので、たまに講義ビデオを見つつ、ほぼ日常生活に戻っております。)
※2020年4月再編により情報アーキテクチャコースに変更

今回は自身の備忘録と、産業技術大学院大学(通称AIIT)を目指す方、通っている方の参考になれば、と考え、思い出しながら書いてみます。
本日は科目履修(単位バンク)について書いてみたいと思います。

参考.過去の記事一覧
1.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(1.きっかけ編)

1.AIIT単位バンクとは?

端的に言うと科目履修制度です。詳細はAIITのHPをご参照いただければ、と思いますが、私は単位バンク生を1年半経験し、10単位取得した後に単位バンク生入試(後述)を受けて入学しました。

単位バンクの個人的におすすめな点は以下の通りです。
(1).学校選択、入学時のコース選択に迷っている時の事前情報収集が可能
→授業の雰囲気や、難易度など事前に確かめることができます。私は各コースの科目を満遍なくとって専攻・コース選択の参考にしました。
<参考>単位バンクで受講した科目一覧
[情報アーキテクチャ専攻・コース科目]
データインテリジェンス特論
情報ビジネス特別講義 2
[創造技術専攻・コース科目]
創造設計特論
[共通系(事業アーキテクトコース)科目]<今の事業設計工学コースに近い講義科目>
事業アーキテクチャ特論
リーダーシップ特別講義

(2).入学した時の学費から単位バンク時代の受講料の減免が可能
→単位バンクを経て入学した場合、単位バンクの受講料(1単位あたり14,400円)は入学後の学費から減免することができます。
私の場合、10単位単位バンクで持っていたため、144,000円分学費から減免されました。
※ただし、専門職業訓練給付金を活用する場合、減免分は給付の対象となら無いので、単位バンクを活用しない場合より若干損になります。

(3).単位取得に対して余裕が持てる
大学院入学後、通常講義を受けることになりますが、3Qくらいから研究室配属に向けた単位計算で慌ただしくなります。(成績はよければ良い方が研究室(PBL)配属で希望が通りやすくなります。)
1つのQで詰め込んで講義を受けることも可能ですが、AIIT(特に情報アーキテクチャコース)は社会人の方も多いので講義を詰め込みすぎると両立もしんどくなります。単位バンクで1科目ずつ受講を進めていけば、1つ1つの科目に向き合う時間も多く取ることができます。(レポートや試験などの対策にも時間が取れるため、入学後に詰め込んで受講した時よりも成績はよかったです)

(4).単位バンク生入試の活用が可能
AIITでは各種入試制度がありますが、単位バンク生向けの入試というものも存在します。単位バンクで一定の単位数、成績(4科目(8単位)以上で評価4以上の成績)をとっていれば本制度の利用が可能です。
試験形式によっては筆記試験や、プレゼンテーション等事前に準備をする必要があるのですが、単位バンク生向けの入試を活用すれば、面接・口頭試問のみで試験が終了します。(面接で問われる内容も難しくないので、小論文やプレゼンテーションに不安がある方は一考の価値があるかと思います。)
※入試全般については3.入試編でご紹介します。

以上。単位バンク制度のご紹介でした。次回は入試編を予定しています。



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