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No.32 「柏木雪乃ぉ!やっぱお前、そういう女だったんだ」


どうも、れいぽんです。
どうでもいい前置きなのですが、これはNo.27になる予定だった記事でした。

この記事を書くためには、DVDを見返さなきゃならない。
でもそんな余裕がなかったため、27から32に飛んじゃいました。
書いている今でさえ、DVDを見るのが面倒だなー…えー………と、また記事を差し替えようか否か悩んでいますが、無理矢理突っ切ります。
以上、どうでもいい前置きでした。以下本文です。


『踊る大捜査線』が大好きです。
高校生の時にDVDを借りて、どハマりしました。
地上波でやってたのをたまたま見た『交渉人 真下正義』『弁護士 灰島秀樹』は好きだったんですが、本格的にハマったのが高校時代。
ラストを映画館で見れたのは、とても幸運なことでした。

さて、踊るの中でも究極に好きなシーンがいくつかあります。
それがこのセリフではじまるシーン。
「柏木雪乃ぉ! やっぱお前、そういう女だったんだ」
主人公青島らしい、伝説回です。

セリフの中に出てくる、柏木雪乃という人物。
1話で被害者遺族として登場し、6話では犯罪に巻き込まれ容疑者になり、青島達の影響で警察官を志すようになり最終回では採用試験を合格し警察学校へ入校している。映画では湾岸署に配属されている。
踊るの中でもキーマンと呼べる存在だ。

6話での出来事。
元恋人が麻薬密輸の容疑者であるが故に、事件に巻き込まれてしまった雪乃さん。
薬物に関しては何も知らなかったと青島に無実を訴えているところで、元へ室井さんと本庁の人間がやってきてしまいます。
本庁へ身柄を引き渡されそうになる土壇場で、青島が吐いたセリフが上記のものです。

「柏木雪乃ぉ!やっぱお前、そういう女だったんだ。薬中なんだろお前!」
「……青島さん」
「信じなくてよかった。お前みたいに、軽薄でバカな女。岩瀬(元恋人)どこに匿った?え?お前の男…」
この言葉が引き金となり、雪乃さんは青島を平手打ちすることになります。
その後、青島はニヤっと周りの人間にこう言うのです。
「みなさん。見ましたね? 職務質問中に暴行を受けました。公務執行妨害で、君を逮捕する」
一度逮捕してしまうと、釈放しない限り、起訴するまでの48時間身柄を署内で勾留できてしまうのです。
合法的に本庁の人間を手出しできなくさせてしまうという、ある意味ルールの穴を突いた策略といえます。
こうして、48時間の間に雪乃さんの潔白を証明する7話へと移っていきます。
(7話では、本庁の人間が身柄を引き渡せと圧力をかけてくるので、ちゃんと平手打ちした事情聴取までしてます)

踊るの見どころを挙げるなら、所轄の青島と本庁の人間である室井さんの関係性を声を大にして叫びたいのですが、それと共に大声で言いたいのが今回のような青島の機転。
土壇場になると青島は、IQが3億ぐらいになるらしいです。
そして元々スーパーエリート営業マンだった青島のスキルとして、思い通りに誘導させる演技力と話術があります。
潜入捜査回は、営業マンだった名残を遺憾なく発揮します。
まるでそこに居たかのような自然な潜入で、清々しくもあります。
こういった青島の活躍は、刑事ドラマの中でも泥臭いというか、人間らしさ全開というか。もう最高です。

雪乃さんが青島をビンタするに至ったのだって、青島には相手の感情を揺るがすことができるということ。
スーパー機転による行動力もそうですが、青島の言葉にはとんでもない力が宿っているようにと思えます。


青島、元気にやってるかな……。
そういえば、今年10月と11月に室井さん主演の映画が公開されます。
『敗れざる者』『生き続ける者』

いやぁ……予告が既に面白い。
想像以上にワクワクさせられました。
楽しみでしょうがねぇっす〜〜

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