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「家」じゃない居場所を持つということ

いろいろなところへ出かけて、いろいろな人に出会う。

50代からを生きるヒントは、
自分をオープンにすること。
自分の空気を入れ替え続けること。

「家」から生活を変える。
建築士の私が、チャレンジしたいと思いました。

しかし、そう簡単ではありませんね。
家は、人間の最も保守的な部分ですから。

addressでアドレスホッピングを始めて4日目。
つづってみたいと思います。


帰る場所があるということ


あなたは旅行は好きですか?
「好き」と答えた方。
では、一生旅行をし続けるとしたらどうでしょう?

落ち着ける家があるから、
どこかに出かけたいと思うんですよね。

そう、この落ち着かない気持ち。

泊まる所は、何とでもなる。
わかっているけれど、どうにも落ち着きません。

帰れる家が無いというのは、やっぱり不安なのです。
気持ちが落ち込み、先が思いやられると思いました。


家に根が生える


動物が巣に帰るように、安心できる場所は必要なんですよね。

人間も、歳をとればとるほど「家に根が生える」
しかし、自分で生活できなくなったときに、
「家で」面倒を看てくれる人がいるとは限りません。

「個」の時代
孤独死はこれから、今の比ではないくらい増えると思います。

人は寂しいと、モノで心を埋めます。
ゴミ屋敷も、格段に増えそうです。

他人事と思わず、
早い段階で、自分自身の意識改革をする必要があるんじゃないかしら?
家や生活の「慣れ」や「固執」を、
客観的にとらえておく必要があるんじゃないかしら?


適応できない


歳をとると、家に閉じこもりがちになります。
例え、一人で暮らすのが難しい、介護が必要となっても、
施設には入りたくない。
家で死にたい、と。

巣に籠りたい本能のまま。
家で看てくれる誰かが必要になりますよね。

少し前に、ある友人と何十年かぶりに会いました。
最後に会ったのは、30代の時でした。

お父さんが数年前に亡くなったあと、
お母さんが介護状態になったそうです。
友人は、車で数時間かかる実家へ頻繁に通ったものの、
とても看切れなくなったとのこと。

施設が見つかり入った後、
お母さんは友人に、頻繁に電話をしてきたそうです。
「家に帰りたい」と。
毎日昼夜問わず、何十回も。

友人は「気が変になりそうだった」と。

友人のお母さんは昔から、交友関係が少なく、
「娘だけが頼り」だったそうです。
家からあまり出ず、家に人を入れるのも嫌ったそうです。

友人のお母さんは「家に根が生えた」人だったんですね。

私の母も、家に根が生えています。

私の娘が小さかった頃。
シングルマザーだった私の仕事が立て込んだり、
娘が病気をしたときに、
東京へ来てもらい、面倒を見てもらいました。

日当たりが悪い
マンションはいやだ

当時私と娘の住んでいた賃貸の家に来るだけで、
気持ちが落ち込むと言っていました。
田舎の開放的な家とは違いますよね。

「家と暮らし」相談アドバイザーをしていた時にも、
家に根が生えた人たちをたくさん見ました。

超長寿命の時代
家のほうが先に寿命を迎えることは珍しくありません。

老朽化も相まって台風で屋根が飛び、
もう住めない状態なのに、「ここにいたい」という人。

適応できないと、本人もまわりも大変なのです。


引っ越すだけなのに


母の今後について。
私も兄も東京にいて、これからどうするんだろう。
母は「どうしようもなくなったら施設に入る」
と言います。

友人のお母さんも、私の母も。
家に根が生えている人が施設に引っ越しをするのは、
「身を切られる思い」でしょうね。

引っ越しするだけなのに「身を切られる思い」

私は、そうならないようにしたいなと思います。

もちろん、自分の家が一番落ち着きます。
それは充分にわかります。
でも、いざというときには、
必要なところへ「動ける」人でありたい
と思います。


居場所を複数持つということ


私は、今はまだ元の家の近くにある「addressの家」にいます。

いつも走っていたコースを走ったり、
なじみのスーパーに行ったりできます。

この生活を始めて3日目、
いつも行っているランニング会に行きました。

「巣」を無くした私にとって、知っている場所や仲間
とても安心できる存在です。

行きつけの店
なじみの商店街
いつものランコース

友人
ご近所仲間
ランニング会の仲間
ミライランクラブの仲間

「家」だけが居場所じゃない。
ちゃんとつながっている場所や人がいる。

少し気持ちが落ち着いてきました。

「家」だけじゃない「居場所」を持っておきたいですね。


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