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高齢者のスマホ問題

テクノロジーの進化に伴う生活様式の変化
私たちの生活を劇的に変えたものに、
PC「スマホ」がありますよね。

私の母は85歳ですが、2年前にガラケーからスマホへ変えました。
その時の顛末と、2年経った「今」について書いてみたいと思います。


せめてあの時替えていれば、、


私の母は、父が5年前に亡くなってからは、
青森で一人暮らしをしています。

母はずっと前から「スマホに替えたい」と言っていました。

父は生前、家のことや生活上の細事など、何一つやらない人でした。

あてにできる人がいないので、
母は、私が帰省した時に「変えたい」と何度も言っていました。

しかし、実家はものすごく田舎で、
ドコモショップのある町までは車で一時間。
私も、限られた帰省の期間内で行くのが面倒だったんですよね。

また、前の前のガラケーがダメになったときには、
まだ格安プランなどがなく、料金が高かったです。
ガラケーの月々使用料は1000円台なのに、8000円になる!
と、やめたのを憶えています。

年金で細々と暮らしていると、
数千円の出費増にも敏感になりますよね。

今から8年くらい前のことです。
母が77歳頃だった計算になります。
今思えば、あのとき「スマホ」に変えればよかったんですよね。


いよいよスマホへ


2年前に、使っている「ガラケー」の液晶がダメになったと。
さすがに買い替えだよね。
スマホも、機器もプランも安いのがあるし変えよう、と。

その頃コロナ対策でショップの窓口は全て予約制でした。
私と兄が帰省する時に合わせて事前に予約をし、
兄の運転するレンタカーに母を乗せ出掛けました(おおごと 笑)。


ホントの意味のガラケーはもう無い


店頭に並ぶ機器を見ました。
「どんなのが、母にとって使いやすいか?」
そのときお店の人から聞いたこと。

今までの「ガラケー」はもう無い。
お店に並ぶ「ガラケー」は「ガラケー」の形をした、
中身は「スマホ」ということでした。

3G提供サービスの終了で3Gのガラケーは利用できなくなります。
ソフトバンク・ワイモバイルでは2024年1月末に、ドコモでは2026年3月末に3Gサービスを終了予定です。auでは、2022年3月末に既に3Gサービスを終了しています。現在3Gのガラケーを使っている方は、サービスの終了前に機種変更するのがおすすめです。

ガラケーはいつまで使える?3G終了で今後はどうなるのかを解説!

お店に並んでいたガラケー(のようなもの)は、
今までの使い勝手に慣れた人用に、わざわざ作った商品。
そのため、値段も高かったのです。

そこで、「これくらいなら使えるんじゃない?」と
機能がシンプルそうなスマホにしました。


そんなに大変??


まず、「タップ」が出来ない
力強く押してしまうのです。
すると、「長押し」になってしまいます。

次に「フリック」、指でスッとはじく操作です。
なぜか、母の指ではスマホが反応しないのです。
高齢者は指が乾燥していて、反応しないようなのです。

高齢者がタッチパネルの操作で苦戦する理由が、こちらに解説されています。

画面を触ることが、こんなにもハードルになるなんて(-_-;)
「指に反応しない」は想定外でした。
母は、指をなめて触ったりしています(笑)

また、「ボタン」に慣れていて、
画面の表示をタップするだけなのに、
それがわからない。

そして、「おかしくなっちゃった。どうすればいい?」
と、スマホから電話して来るのです。

「どんな画面が出てる?」
と聞くと、
「今電話かけてるからわからない。」
と。。
これが何度あったことか(-_-;)

83歳のスマホデビューは、やっぱり難しいですね。
せめて70代で替えていたらと、悔やむばかりです。

さて2年経ち、どうなったでしょう??


LINE専用になった


そもそも、私たちは母にLINEを使って欲しかったのです。
「おはよう」の定期報告は出来ています。
安否確認ですね。

しかし、母、兄、私、私の娘の家族LINE以外は、
ほとんど使えていません。
スマホはほぼ、家族ライン専用になっています(笑)

家族LINEではなく、私から母へLINEをしても見られません。
また、「電話帳やメールが消えちゃった」とか。
私の娘が教えると、手書きでメモをしたりしています。
しかし、ほとんど進歩なし(-_-;)

散歩のときは、「落としたらいけない」と家に置いていく。
「おススメ」広告に、いちいち「これは何?」と。

んー、、大変。。

戻ることのないテクノロジーには、
早い段階で慣れるに越したことはないですね(-_-;)

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