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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

建築と安全と、人の暮らしと歴史

今回初めて瀬戸内海を訪ね、ここぞとばかりに 豊島、犬島、直島、高松、倉敷、尾道へと行きました。 日本って「海と山の国なんだな」と思いました。 背後にすぐに山が迫っている。 海までの「隙間」に町があるところって沢山ある。 私の実家も、そのようなところです。 そこで感じた、建築と「安全」について 書いてみたいと思います。 尾道で 尾道は、海に近い商店街のあるエリアと、 線路を挟んで山の斜面に家が張り付いている 「坂道エリア」に分かれます。 「坂道エリア」は急坂の連続です。

「家」を変えるってそんなに大変なことなの?

人が超長寿命になり、先に「家の寿命」が来てしまうケースがあります。 今日は「早めの住み替え」について書いてみたいと思います。 「家と暮らし」相談アドバイザーの時、 80代で「もう住めない」状態になり 泣く泣く家を後にするお客さんがいました。 家の寿命については、以前こちらで書きました。 人も歳を取ると、「根が生える」と言います。 80代で新しい環境に慣れるのは大変です。 もっと前に、 子供が巣立ち部屋が空いたタイミングで、 家の寿命とこれから「どう暮らしたいか」考える。

老朽化ニッポン

山口県下関市で倉庫の倒壊事故がありました。 壊れるのは一瞬、 そして、壊れるまで危機意識を持つのは難しい。 そんな話をしたいと思います。 多くが1960年代につくられた 倒壊事故の倉庫は1970年築、築52年だったようです。 今までは、地震の時ならまだしも、 建物が「自然倒壊」する話は、あまり聞かなかったですよね? そろそろ日本も、こういうことが次々と起こるかも、と思いました。 前々回の東京オリンピックは1964年、58年前です。 その頃に作られた建築物やインフラは、

人生をマネジメントする

朝テレビをつけたら、村上祥子さんという80歳の料理研究家についてやっていました。 今日は村上祥子さんから、人生の指針を教わった! という話をしたいと思います。 村上祥子さんの一日の流れはこうです。 ・起床 ・ミルクティーを入れて覚醒 ・床を雑巾がけ ・トランポリンでエクササイズ ・朝食 ・料理教室 ・昼食 ・買い出し ・夕食 お出かけの時はきちんと「おしゃれ」をします。 夕食は赤ワインで自分にご褒美。 こんな80歳になれたらいいなと思いました。 必ず一日3食、体の源は「

ご近所付き合いのある暮らし:コーポラティブハウス

コーポラティブハウスってご存じですか? 知らないですよね(-_-;) 知ってる方は建築関係の方です。多分。 私が住んでいるのはコーポラティブハウスです。 今日は、「コーポラティブハウスならではの暮らし」について書いてみたいと思います。 コーポラティブハウスとは 何だか難しそうですよね? 簡単に言うと、分譲マンションを「自分たちで作る」イメージです。 とはいえ、住む人は素人で、一から自分たちで考えるのは無理。 なので、コーディネート会社があり、 全体計画や一住戸の価格な