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働きたいわたしと働けないわたしのはざまで見つけた「ゆる社会復帰」

アルバイト、契約社員、障害者雇用枠
いろんなところに応募したけどダメだった。
せっかく雇ってくれたバイト先も、すぐに調子を崩して働けなくなった。
働きたいのに、働けない。

働いていない自分が情けなくて、とにかく働きたくて、なのに働くと昔の職場のことがフラッシュバックしたり、頭がパニックになったり、体が動かなくなったり、朝起き上がれなくなったり。
人並みに働くということができない自分にどんどん嫌気がさして、働きたいのに働けない。
ずっとその負の連鎖でした。

わたしは労働というものが好きです。
雇われて労働して賃金を得るという行為が好きです。
そうしている間だけは生きていることを許される気がするからです。
夜中に一人で、はやく働きたいと泣くくらいには働くことが好きです。
でも、こんなにも労働を愛しているのに、労働はわたしを愛してくれない。
うつ病になって一度社会からドロップアウトして、わたしには「雇われて働く」というスタイルが合っていないことに気付いてしまいました。

働きたいわたしと働けないわたしのはざまで見つけた答え、それは「雇われるのが無理なら自分で仕事をするしかない」ということです。

わたしは今、誰かに雇われたり組織に所属したりする働き方ではなく、「月1,2回程度の単発のアルバイト+フリーランスカメラマン兼デザイナー」という働き方をとっています。
会社員からいきなりの独立ではなく、一旦完全な無職期間を年単位で挟んだことで、フリーランスとして働くことへの不安はあまりありませんでした。
だって1つでも仕事を貰えれば、例えそれが中高生のお小遣いみたいな額だったとしても、完全な無職と比べると収入はプラスなのです。
当然会社員のような安定した収入はありませんが、それでも何も無い、何もできないよりはよっぽどマシというものです。

わたしは、決して、「雇われて働く」という働き方をまだ100%諦めたくはありません。
いつか、もし自分に合う職場が見つかれば、わたしがもっと健康になれば、定職に就きたいという気持ちは捨てきれません。
でも、それと同じくらい、「今の働き方が自分に合っている」という気もしています。
フリーランス、パラレルワーカー、副業、ノマドワーカー、ワーケーション…ここ数年で働き方は実に多様化しました。
今のわたしは単発のアルバイト+フリーランスという働き方ですが、この先もっと良い、自分に合った働き方がこの世に生まれるかもしれません。
それまでは、「ゆる社会復帰」と称して、今の働き方で、今のわたしにできることを大事にしていけたらいいなと思います。

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