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映画紹介vol.1「アメリ」

外出自粛でお家時間があり余っているので、唯一の趣味である映画のブログをゆるく始めてみることにしました。楽しく書ければなと思ったので、自分の好きな映画から書いて行こうと思います。

アメリ ( フランス 2001)

この映画を初めて観た時、独特な世界観に衝撃を受けたことを覚えています。それからTSUTAYAで7回目にレンタルした時に店員さんから「過去に何回か借りられていますが大丈夫ですか?」と心配されたのでDVDを買いました。

話自体はなんてことないんだけど、一人一人の人物描写(好きなもの・嫌いなものを紹介していく演出とか)がとても細かくて、フランスの風景やファッション・インテリアも相まって物語の中にすーっと吸い込まれていきます。

<あらすじ>

主人公のアメリ・プーランはパリ・モンマルトルのカフェ「ドゥ・ムーラン」で働く女性。小さい頃の父の誤診から学校へ行かず自宅学習をしたり、母が身投げした人の下敷きになって亡くなったりと幼少期の影響で他人と関わりをもつことが苦手である。

アメリ1

だがひょんなことから、彼女が住んでいるアパートに40年前に住んでいた少年が隠した宝箱を見つける。中にはスポーツ選手のカードやビー玉・ミニカーなどが大事そうに入っていた。アメリはこの宝箱の持ち主を探して届けようと決意する。そしてそれが成功したら、自分も殻をやぶり他人ともっと深く関わる勇気が持てるだろうと。

その持ち主を探すために普段は交流のないアパートの住人や、八百屋の店主などから情報を聞こうと自ら動き出したアメリ。

アパートの住人

コリニョン

ルシアン

色々なツテをたどって、ようやく宝箱の持ち主を見つけ出し、渡すことが出来たアメリ。※ブルトドーのシーンは好きだけど割愛

すると急に世界が開き、彼女の中の何かが変わり始めます。

密かに想いを寄せていた不思議系の青年「ニノ」へ接近し始めるものの、素直なアプローチが出来ないアメリは、まあ回りくどい方法で自分の存在をアピールしていく。(ニノが不思議系じゃなかったら警察行ってる位怪しい行動)

ニノ

更にアメリは、「ドゥ・ムーラン」の人達、アパートの住人、実家から出ようとせず一人寂しく暮らす父にも変化を起こそうと色々と画策し始める。

カフェの人達

アメリの策略により、ジョセフとジョルジエットが恋仲になったり、同じマンションのマドレーヌの元には死んだ夫からの手紙が届いたり、父の元には庭に飾っていたはずのドワーフの人形から世界各国の絵ハガキが送られてきたりと周りの人達には小さな変化が次々と訪れていた。

だが肝心のアメリとニノの関係は、彼女の遠回りな作戦のせいで上手くいかず、逆に同僚のジーナとニノが良い感じになっているとアメリは勘違いしてしまう。

そんな思い込みで落ち込んで家にいるアメリの元へ、ジーナから住所を聞いたニノが訪ねてくる。びっくりしてドアを開けられないアメリ。ニノはメッセージを残して去ってしまう。

その時、一本の電話が鳴る。それはガラス男のデュファイエルからで寝室へ行けとと言われ行ってみると、テレビの周りにキャンドルが置かれており、デュファイエルからのビデオメッセージが流れ始めた。

「お前の骨はガラスじゃない。人生にぶつかっても大丈夫だ。もしお前がこのチャンスを逃したら、やがてはお前の心はわしの骨のように乾いて脆くなってしまうだろう。さあ、彼を捕まえるんだ。」

アメリは意を決してニノを追いかけようとドアを開けると、、そこには引き返したニノが立っていた。

お互いがようやく素直になって結ばれた二人。それを見届けて安心したデュファイエル。

そして。

道端で自分の小説の言葉が抜粋されて書かれていることに気づき上機嫌になるイポリト。

ドワーフからの絵ハガキに感化され、旅へ出るために空港へ向かう父。

息子とのわだかまりを乗り越え、孫にチキンを振る舞うブルトドー。

2人で仲良くスクーターに乗るアメリとニノ。

その時モンマルトルの遊園地では機械が水あめをこねていた。

広場のベンチではある男性が人間の脳細胞の数が全宇宙の原子より多いこと知った。

終わり。

おまけ、好きなシーン。

あなたは野菜以下ね。野菜には芯(ハート)があるもの。

プロンプター

ここには全部書ききれなかったけど、

ニノに話しかける写真のおじさん

豚のライトスタンド

アメリが盲目のじーちゃんに街の様子を教えてあげるところ

ブルトドーっ!

赤いカーディガン

とかまだまだ好きなシーンがいっぱいある。

まだ見てない人は是非ご覧くださいませ。では。

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