佐藤春夫『小説智恵子抄』(2021/5/22)
今日は博物館実習。実習と言っても対面ではなくオンライン。
大学の授業もオンライン。ゼミですらオンライン。
これで満額お支払いか……そうか……
今回紹介するのは佐藤春夫『小説智恵子抄』です。
智恵子抄ぐらい一発変換してくれうちのパソコン……
函に触ると銀の粉が付くからグラシンはそのままにしてます。
私が今使ってるものじゃないから、いい感じに透けて見えるよね。
さて、中身。
カバーが付いてます。
保存状態が抜群なので新品のような輝き。
普通に撮ると顔面やスマホカバーが映るのでこれが限界。とにかく綺麗。
全体的にダメ人間が扱っていいものなのか悩むほど綺麗。
絵柄は中国剪紙のばらと双燕ですね。双燕……
検印部分のペラペラも健在。
昭和32年11月15日発行。実業之日本社。1000部の内176。
肉筆署名入限定版。強いね。署名部分はこんな感じです。
著者自装。口絵として高村智恵子の切り絵、高村光太郎が描いた著者の自画像が収録されています。
全部目次に書いてくれてる。ありがたい。
筆跡や原稿見るのが好きなんですけど分かりますかね……原稿のミスった所を網掛けで消したり墨でベチャッと塗りつぶしたり、読む人泣かせる悪筆とか、「原稿用紙のマスってご存知ですか先生」ってなる文字とか。
この際何処でもいいな。
私をどこかの文学館に飛ばしてくれ!
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