直木三十五『直木三十五随筆集』(2021/6/2)
就活の面談を受けた私「控えめに言って気持ち悪い」
就活に対するこの気持ち悪さってどこから?
今日紹介するのは直木三十五『直木三十五随筆集』です。
文アルのイベントで丁寧に沼にぶち落とされたので。それはともかく。
触り心地が良い表紙。綺麗な黒。
直木三十五といえば黒。大阪の谷町六丁目にある「直木三十五記念館」も黒い部屋になってますね。直木が自分で設計した家の内壁が黒一色で統一されてたことが由来。
記念館グッズの手ぬぐいはめちゃくちゃ良い。
黒い幅のあるリボンをそのまま巻いたみたいな手触りです。
銀色も擦れずに残ってます。
昭和9年初版、中央公論社。
中身はこんな感じ。とにかく随筆が詰め込まれています。やんちゃというか、めちゃくちゃ面白い。
随筆はいくつか読んだんですが、断トツで面白かったのは「果物地獄」ですね。マンゴーの味を知ってしまった話。
文春文庫『もの食う話』というアンソロジーでサッと読めますので、どこかで見かけた時は是非。
マンゴー食べたくなってきた……スーパーで並んでたんだよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?