見出し画像

『文藝講座』(2021/7/25)

好きになってからたくさんの資料を買っては読んだ。
「本当にすごい人だったんだ」と思う。
面接で尊敬する人物聞かれたら間違いなく答えてる。

色々な理由から『文藝春秋』を集めているわけですが、広告を見ているとめちゃくちゃ出てくる『文藝講座』の広告。ちなみにこれは大正14年の『文藝春秋』の広告。責任講師が菊池寛と芥川龍之介、山本有三。

全巻十四冊の「講義録」と書かれている『文藝講座』ですが……
広告や説明を読む限りは月一で送られてくる某通信教育的なものだと受けました。全十四冊七ヶ月修了だから一か月二冊。

講師陣が豪華すぎる。
が、実際どんな感じのものだったかはよく分からない。
写真も見たけどやっぱり……実物欲しいよね!

「よっしゃ!色々あって日本の古本屋登録したし、買うぞ!」

と、四連休前の深夜テンションで買ったものが届きました。

こちらが『文藝講座』第七号。大きさは手元にあった『文藝春秋』と変わらない。揃で買うとこの冊子が14冊届きます。

大正14年8月発行。
もちろん(色々理由はありますが)脱落者も居る訳で……
金銭以外の理由なら、最初の一ヶ月は真面目にやるけど後の六ヶ月分積むでしょ。間違いない。私はその自信しかない。前科はある。

パラパラと捲った感想。
「創作法から文学史、一流の講師陣が文藝の色々なことを教えてくれるよ!毎月勉強していこう!……的なやつですか?」
あんまり適当なこと言うのやめようね。
社の利益と新人作家育成が目的なのかな……?

広告もしっかり。
「男子讀べからず、處女讀まざるべからず」

中身はこんな感じ。
「講義録」と広告にありましたが、ホントにそんな感じ。文学論を詰めた本。
創作だけじゃなく文学史とかもあるんですね。文藝のあらゆることを詰めた本。

文藝用語解説。
用語まで解説してくれる。至れり尽くせり。

内容の難易度はともかく、目次で既にテンション上がるからなあ。ちょっと受けてみようって気には……なるのかな……?
座談会とか文学賞とかもそうなんですけど、こういう企画系色々あるよね。
新しい風バンバン吹かせて界隈盛り上げていく感じの。実情はさておき。

凄いな……
楽しいな……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?