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写真だけでなく動画でもお客様のプロモーションを支援

広告や企業広報をはじめ、ウェディング、ファミリーなどさまざまな撮影を承っているアンズフォトは、動画制作も得意なクリエイティブ分野の1つです。

いま動画は、ホームページはもちろんYouTube、その他SNSなどでとても大切なアイテムとなっています。そうした動画は、発信するメディアによって表現内容や長さもさまざまです。アンズフォトでは、クライアント様のご要望および目的によって、的確な動画をご提案。総合的なクリエイティブでお応えしています。

写真・動画:天野雄士
文・構成:木下恵修

シネマトグラファー・天野雄士さんインタビュー


今回、フォトグラファー&シネマトグラファーの天野雄士さんにインタビュー。アンズフォトの動画事業について、また天野さんの経歴などについて、お伺いしました。
 天野さんは現在、フリーランスの立場でアンズフォトのプロジェクトに参画し、フォトグラファーおよびシネマトグラファーとして活動されています。かつてアンズフォト代表・安澤剛直のアシスタントとしてウェディングや広告など仕事を経験し独立。ファッション分野も得意としており、これまでに女性ファッション誌「FIGARO」や「NumeroTOKYO」などの仕事でパリやミラノといった世界4大コレクションをはじめ、さまざまな世界のコレクションを撮影してきました。

まったく別の業界から撮影ビジネスの世界へ


聞き手 天野さんがアンズフォトの仕事に交わるようになったきっかけは?
天野雄士さん(以降・天野) 13年くらい前に、安澤さんのアシスタントになってからです。実はそれが私の写真業界における最初の仕事でした。
 それまでは自動車業界で、整備をしたり中古車の買い付けなどをしていました。あるとき、ネットで安澤さんの写真を見る機会があり「良いな」と思ったのがそもそもの始まりです。それから安澤さんにコンタクトを取りたくて何度もメールをしたのですが、ずっと相手にされなくて(笑)。「これでダメなら諦めよう」と5回目くらいのメールを送ったら返事が来て、会うことになったんです。
 それでクルマ関係の仕事を続けながら、休みの日に安澤さんのカバン持ちというか付き人のようなことをさせていただくことになりました。その後、クルマの会社を辞め、アンズフォトの正社員としてアシスタントの業務をするようになりました。

聞き手 まったく違う業界から入られて、最初はどのような感じでしたか?
天野 最初の頃は、機材の名前を覚えるだけでもたいへんでした。この道で食べて行きたいとの覚悟はありましたが、本当に右も左も分からなくてすごく戸惑いましたね。そうした環境で、安澤さんから厳しくご指導いただきながら見よう見まねでライティングのセットを組んだり、写真の現像やレタッチなどをしていました。
 実は正社員だった期間は1年ほどで、比較的早くフリーランスのフォトグラファーとして活動を始めました。安澤さんからお仕事をいただきつつ、私の方でもウェディングやスクール系の撮影などを独自に請けながら信頼と実績を1つずつ積み重ねて行きました。
 安澤さんからは、技術的なことだけでなく、フォトグラファー=1人の社会人としての在り方、向き合い方なども含めてご指導いただきました。先にも述べたように安澤さんの表現に惹かれてこの世界に飛び込んだのもありますし、今の私があるのは紛れもなく安澤さんのおかげだと考えています。

差別化と新しいプロモーション対応としての動画

聞き手 仕事の中で動画を取り入れたきっかけについてお聞かせください。
天野 2018年くらいから動画にも力を入れ始めました。ファッションの撮影で海外のコレクションに行っていた頃、さまざまなフォトグラファーやビデオグラファーが仕事をする様子を観察しながら、こうした撮影はもちろん国内でのいつもの仕事においても、もっと差別化を図る必要があると考え始め、模索していたんです。そして動画にチャレンジしてみようと、自分自身に答えを出しました。
 そうした中で、既存のお客様との仕事において動画を提案したり作例を制作していくうちに「やって行ける」と確信をつかむことができました。

聞き手 そしてアンズフォト体制強化の一環として、動画部門のローンチに至ったのですね?
天野 そうですね。2020年、新型コロナ禍が始まり、アンズフォトも新たな方向性を模索していた時期でした。安澤さんとは時折コミュニケーションしていたのですが、あるとき「動画制作のブランド化」を提案してみましたら、安澤さんも動画の重要性を把握されていたようで、「やってみよう」ということになりました。そうしてアンズフォトの仕事に動画部門が加わったわけです。
 広告や企業広報などの仕事でも、スチル撮影に加えてプロモーション動画や手軽な雰囲気のInstagram動画など、幅広い提案が可能になりました。クライアントの満足度も上がっているようです。実際に飲料メーカーや製薬会社、化粧品メーカー、ジュエリー関係のクライアントのお仕事で動画を撮影させていただきました。

聞き手 今後の展開について、イメージはありますか?
天野 仕事全体で見れば、動画よりもスチルの方が多いのが現状です。スチル撮影という基本があっての動画撮影になりますし、従来、1つのクライアントが動画を頻繁に更新することは、あまりないことでした。
 しかし近年は、InstagramなどSNSが全盛で、定期的に動画を更新する機会が増えていますよね。そこに対応した短い動画を、フットワーク良く提案できることが求められていますし、新型コロナ禍も落ち着きつつあるこれからは、私たちもその流れに乗って行かなければならないと考えています。

聞き手 ありがとうございました。

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