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人の話、聞いてるつもりで、聞いてない【日々これ #51】

あんざきです。

僕の統計調査によると、ベトナム人女性の8割が仕事の手際が良いみたいです。
※一説によると、男性は逆らしいです。

人の話って、聞いてるつもりで聞いてないなぁと思いました。

よく、「人の話を聞くのが得意です」みたいなことを長所としている人がいます。

この人を揶揄するわけではないのですが、ある本からの情報で、
人の話を聞くことの難しさを感じました(僕自身、ずっと人の話は聞いている方だと思っていたのですが、実はそんなことなかったみたいです)。

最近は、Audible というサービスを使っています。
一言でいうと「本を聴けるサービス」です。

で、最近聴いてるのがこれです。

『コーチング・バイブル(第4版)』(ヘンリー キムジーハウス, キャレン キムジーハウス, フィル サンダール)

ここで出てきた話が考えさせられる内容だったので、今日はその話をします。

傾聴には段階がある

コーチングの世界の話ですが、これはコミュニケーション、人が2人以上集まった時点で、関係してくる話だと思います。

コーチングのスキル(というか考え方!)に、「傾聴」があります。

傾聴は、(耳を)傾けて聴くです。
聴くは、聞くより深いらしいです。

要するに、しっかりと深く話を聴くことです。

で、この傾聴には、3つのレベルがあるということでした。

傾聴レベル1:内的傾聴
傾聴レベル2: 集中的傾聴
傾聴レベル3:全方位的傾聴

だそうです。

今回の話には、レベル3はそこまで関係ないので、さらっと触れておくと、
傾聴レベル3は、相手と話を聞く姿勢として、場の空気を読んで、その場で言葉になってないものまで考慮しながら話を聞くことで、要するに“全集中”です。

で、で、本題は、レベル1と2です。

レベル1の内的傾聴というのは、自分に意識が向いた状態で相手の話を聞いている状態です。
「この話は自分にとってどんな意味があるか?」と考えながら聞いている状態です。
この状態は、聞いているようで、相手の話にはそこまでフォーカスしていません。

「それについて自分はどう思うかな?」が常にある状態で、仕事ではむしろ、こういう思考の場面が多いはずです。
でもそれは傾聴のレベルとしては、最低ランクです。

相談に乗るのが得意な人の多くは、「どうアドバイスするか?」と考えながら聞いてるはずなので、これは相手の話を聞いているかどうか微妙なラインに立っているということです。かろうじて、聞いているというところでしょうか。

レベル2の集中的傾聴は、相手に意識が向いている状態のことをいうそうです。
「相手は今こう言っている」というのを、純粋に受け取っている状態です。

もう少しいうと、相手が言ったことを聞き、そのあと自分が発した言葉をどう受け取って、どう答えているかをさらに聞くんです。つまり、相手が話して、次に話すまでに2回傾聴していると言えます。

話を聞く、といえば、これは当たり前のように感じるのですが、

自分が言ったことあとに相手が言うことをちゃんと聞いていないことは結構あるなと思いました。

ここまでの話を聞いた後に、次の一言で、「なるほど」となりました。

「何を言って、相手の注意を引こうかな」と考えているうちは、傾聴レベルは1である。

意識してみると、こればっかりでした。相手の話を聞いているようで、実は聞いていなかったんです。今日のミーティングもそうでした。恥ずかしい。

「自分はそんなことはない」という方ももちろんいらっしゃると思いますが、
僕のようにお心当たりのある方も、結構いるんじゃないかなと思います。

おわりに

注意書きしておくと、、、

傾聴レベルが低いからダメというわけではないと思います。答えを急ぐ場面では、傾聴1にして、自分の意思を即座に表現した方が良いこともあるはずです。

問題なのは、「傾聴すべき場面で、実は傾聴できていなかった」ということだと思います。お客さんとの商談とか、社員との面談とか、それこそ誰かの相談にのるときとか。

僕はまんまとその落とし穴にハマっていたので、気づけてよかったです。
明日からは、このハマった落とし穴から抜け出す作業なので、
会話中は自問自答するのではなく、しっかり膝を突き合わした対話になるように心がけていきたいなと思います。

***

そういえば、大学時代に出会ったある先輩がいて、今でもその人は越えられないなと思ってるんですが、
今思うとその人は明らかに傾聴レベル2とか3の世界の住人でした。

ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・) 
【今日の一枚】

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週1で行ってるハノイのラーメン屋「権や」です。

味も良いんですが、店員さんの対応もしっかりしてる(早い!!)ので、オススメでーす。

【参考】

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