「できない」より「やらない」を考える【日々これ #57】
あんざきです。
「去年は100記事くらい書いたし、今年は150くらい書こう」と言っていたら1月が終わりそうですが、この記事が今年3つ目なので、嘘つきに片足を突っ込みかけている今日この頃です。
日々、仕事をしていて、「目標はこうしよう」とか、「次はこんなことやってみようかな」とか考える時に、よく出てくる話なのですが、
何人かで話していると、だいたい誰か(自分も)が「できない理由」について話し始めます。
よくあるパターンでいくと、
「お金がないからできません」
「時間がないからできません」
「経験がないからできません」
「有名じゃない(知名度がない)からできません」
こんな感じですね。
気持ちはよくわかるんですが、
基本的に「できない理由」を上げたところで何の得にもならない、というのが定石です。
「でも、できなくない?」と思うことは確かにあります。
ここで頭に入れておかないといけないのは「できない理由に条件がついている」ということです。
「できない理由」につきまとう「条件」
ここでつきまとう条件は、
「今のままで」
「そのやり方だと」
です。
どういうことかというと、例えば、
「新しいキャンペーンを宣伝するために、テレビ CM を打ち出したい」
というので、話をしていたとします。
そこで、
「いや、でもお金ないからできないよ」
となります。
でもこれ、「お金がない=宣伝できない」という話ではないはずです。
まず、「今のままでは」できません。
お金がないままで、大きなCMを打つことは確かにできないでしょう。
どうしてもお金をかけた宣伝が必要なら、宣伝のための費用を他で捻出して、
お金がある状態にすれば良いんだと思います。
「簡単にいうなよ」というのもわかりますが、「お金がないからできない」と言って何もしないよりは5000倍マシです。
次に、「そのやり方だと」できません。
お金がなくて突然テレビ CM を打てないなら、もう少し小さなマーケットを狙って、そこから認知を獲得するとか、
1000万のCMの代わりに、200万で別の広告媒体に投資することもできるでしょうし、
もっと手前に、既存顧客向けの施作を打ち出して、口コミを獲得することもできるかもしれません。
これも、どの道簡単じゃないですが、できないまま会議を終えるよりマシです。
ここは多分、目的と手段の話で、目的は「広めること」であって、「CM をうつこと」ではないはずです。
で、確かに他にも手がなくて、どうしようもないこともあると思います。
その時は、「できない」理由ではなく、「やらない」理由が大事だと思います。
状況を冷静に見て、「この施作は、工数と費用がこれだけかかるので、期待できるあれだけのリターンと比べると、やるべきではない」という判断です。
先程のキャンペーンの例だと、「お金は〇〇で捻出するとしたら、時間はこれだけかかるので、その時期になると、このキャンペーンの効果はこれだけしかない」から「よし、やめておこう」です。
この思考だと、「〇〇で捻出するのに、これくらいの時間でできるなら、マネタイイズから、その時期にCMを打っても良さそうだ」から「よし、やってみよう」になるかもしれません。
基本的に、「できない」には、「今のままだと」とか「そのやり方だと」という条件がつきまとう、ということは、知っておいた方が良さそうです。
そして、決断すべきは、「できないから」ではなく「やるべきでないから」です。
「コロナ禍だからできない」ではなく、「コロナ禍でそのやり方だから」できないです。
こんなことを偉そうに話しておいて、僕自身、コロナ禍で今のやり方だからダメだ、ってことが山のようにあるので、頑張ります。
自分のことを棚に上げるのは、それなりに得意なようです。
ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
【今日の一枚】
先日行った、ホーチミンの無印良品。
普通に無印良品でしたが、カレーがないのにナンの素だけいっぱい売ってました。
【参考】
〜〜〜〜〜〜
よろしければ、Twitter も覗いてみてください。
質問箱はコチラ。
頂いたサポートは、他の人をサポートするか、本を買って note で紹介したいと思います(その他、note の記事になるようなことに使います)。