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【日々これ #30】言葉に触れているとき、頭の中では何が起こっているのか。

ハノイの日中は30度を超え始め、そろそろ気候が本気で人の活力を奪おうとしています。コロナはほぼ終息したとはいえ、むしろこれからステイホームした方が良いとすら思っています。何かにつけてステイホームしたがります。Anzaki です(ステイホームって非アクティブだけど、ホームステイってアクティブですよね)

これは、僕だけなのか、そうじゃないのかわかりませんが、
きっと多くの人がそうなんじゃないかなと、うっすら思いながらお話しています。

本や記事を読んでいるときや、自分で文章を書いているとき、
結構な頻度で目や手が止まったり、目や手が頭で考えていることとリンクしないまま進んでいたりします(進んでいても、すぐに動きが止まります)。

そのたびに、

「あれ、自分って、こんなに集中力なかったっけ」

と思います。

集中力には3つの種類があると聞いたことがあります。

「深さ」は集中力の強度
「長さ」は集中力の継続時間
「早さ」は集中に入るまでの瞬発力
 ※ 漫画『左ききのエレン』/ かっぴー より

何かをしているときに、ふと他の思考になってしまっているときに、
よくこれを思い出しては、「集中力の強度が低いんだろうな」って思ってしまいます。

最近は、「そもそも何で思考が乖離していっているのか」という、頭の中での道のりを見返すようにしています。

するとだんだんわかって来たのが、
乖離は、内発的に起こっている、ということです。

周りの音や景色に引っ張られて集中が切れてしまうのを外発的とすると、
それとは違うようで、

特に言葉に触れている時は、読んだり書いたりしている言葉をきっかけに思考が飛んで言ってるようです。

飛んで行った思考は、飛んで行ったままかというと、そうでもありませんでした。

飛んでいく直前までは、その言葉そのものに結構集中していたようで、
「あ、もう一回ここから読も」ってなって、ページを巻き戻します。

そうすると、その続きは、さっき飛んで行ったのが嘘のように、
それ以前以上に集中して読み進められます。

飛んで行ったときに、なにが起こったのかなーと思って、
それも紐解いてみると、、、

自分の過去を振り返ったり、今の自分と照らし合わせたり、共感できるポイントを探したり、逆に自分とは違うところをみつめたり、あの人ならなんて思うかなと考えたり…

そのあと戻ってきて、飛んでしまった箇所に戻って読んでみると、「あーそれわかるわ」とか「あ、そういう展開になっていくのね」とか、次に続く言葉たちを、自分はどの立ち位置から受け取っているか、が結構クリアになっています。

そうしてやっと続きを読み進められます。

一方で、読む時に飛んでいかないのは2パターンあって、
その文章が自分の思考とぴったり合っているときか、自分の感受性が乏しいときか、です。

特に後者は、気持ち次第で、「今はなにも考えたくないな」と思っている時は、とことん読むのが早く、そのかわり後になにも残らない(読んだことすら覚えてない)です。

※ 余談ですが、ここまでお話すると、僕がどれだけ本や記事を読むのが遅いヤツか、というのはご想像頂けたかと思います(カタツムリと良い勝負)。

ごちゃごちゃ言いましたが、

まとめてしまうと、
読んだり書いたりという、言葉に触れている時間は、頭の中で、理性か感情、もしくはその両方の整理をしているみたいです。

思考が飛んで行ってる時は、論理的に理解しようとしているときもあれば、「自分にもそんなことがある」と気持ちをなだめているときもあります。

体は停止しているのに、中身は目まぐるしく動いている、いや、うごめいている感じです。

たまに、自分でもビックリするくらい飛んでいって、「ここはどこ?私は誰?」状態になることがあります。

別になんてことない話なんですが、こうなってしまうと結構暇しません。

いろんなところで1人ぼっちになれます。

1人ぼっちは思ったよりも賑やかです。

大昔の哲学者たちが、暇すぎて哲学してたことや、
暇を持て余した神々が意味不明に遊ぶのも理解できます(モンスターエンジン)。

ということで、僕はときどき神になりますよ、というお話でした。

ではまた。

(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
(「スキ」は結構モチベーションになってます、ありがとうございます)

【参考】

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