リニア擁護派の詭弁

「南海トラフ地震が危機が迫る今、中央リニアは南海トラフ巨大地震で壊滅的被害を受けるであろう東海道の代替え物資輸送を担える」
この言い分がいかに詭弁であるかを論理立てて否定する。


今更言うまでもなく「中央リニア構想」のルートは、東京から富士山の北側(南アルプスを貫通するルート)を通り名古屋~大阪へと延伸する。
今現在、静岡県の一部地域の地下水問題がクリアできず工事が進まず開業が遅れているのだが、開業を急ぐ言い分の中に
中央リニアは南海トラフ巨大地震が発災時壊滅的ダメージを受けるであろう東海道の代替え輸送ルートを担えるという説もある。


しかし本当にそんな事が可能であろうか?
私の意見では「無理」「こじつけ」だと思わざるを得ないのです。


中央リニアは南海トラフ巨大地震発生時に東海道の代替えとなる。 

そんな訳がない。

1、南海トラフ巨大地震の被害想定は名古屋・大阪も被害想定区域内である。

今更言うまでもなく「中央リニア構想」のルートは、東京から富士山の北側(南アルプスを貫通するルート)を通り名古屋~大阪へと延伸する。
※今現在、静岡県の一部地域の地下水問題がクリアできず工事が進まず開業が遅れているのだが、開業を急ぐ言い分の中に東京~名古屋~大阪の物資輸送代替えルートとなると言われてもいる為、反対する静岡県知事や静岡県民・静岡県全体にいわれのない悪口や悪意を向けるものがいるのは事実だ。

だが残念なことに中央リニアのルートは大部分が南海トラフ巨大地震発災時には「被害を受ける想定区域であるといえる」。

まず何より東京
東京都内については南海トラフ巨大地震が発災したら決して無傷ではいられないだろう。
あくまでも想像・空想の域でしかないが、南海トラフ発注時には富士山の噴火(山体崩壊までは予測はできないが)もセットで誘発されるとも言われている。
それだけではない、あくまで私個人的意見でしかないが南海トラフ巨大地震ほどの規模の地震が発生し「東海地震も連動した場合、そこにまた相模トラフも活動が連動される事の予想ができる」 
それは東海・東南海・南海に、富士山噴火に加え相模トラフ(関東大震災の原因と言われる)も加わる可能性さえ充分にありうるのです。

ここまで書くだけで想像は容易いでしょう。
都内・品川がダメ・名古屋がダメ。

それに終わらない想定は必要であろう。
千葉・関東東方沖・福島沖・三陸沖もただでは済むはずはない。

日本という国は、これだけの地震大国に拘らず災害想定は過少に評価想定され幾度となく痛い目を見てきていた。
なのにまだ、その上数百年に一度レベルの東海・東南海・南海三連動の大規模地震でさえ、妄想に近い甚大なレベルの被害想定をせず、
むしろ、逆妄想と言ってもよいほどの過少評価・楽観視するのだから驚きを超え呆れる他にない。


リニアが動くどころか、国民の何%が生き残れるのか?さえ想像の域を超えるのを考えない。

北は北海道東岸・東南岸から東北・関東・東海・東南海・南海・四国・山陽の一部・九州東岸・東南岸・南岸・そして沖縄に至るまで
どこまでの揺れ・どこまでの津波に襲われ壊滅的ダメージを受けるかなど、
発生してみなければ何もわからないのである。

海岸部に至らずは言うもがな。
ましてや富士山直近にある南アルプスもただでは済む訳がない。

そんなほぼ列島全域の大部分は壊滅的ダメージを受ける中、
送電し電磁コイルに電流が流れ磁力が発生する。

それこそが詭弁どころの騒ぎで例えられない
お花畑大妄想・大妄言としか言いようのないヌルさなのでしかないと思う。


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