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子どもの好きな☆魔法☆の言葉
保育士のつぶやき
今朝のお話。
4歳児のAちゃん。
朝、登園してきて
保:『おはようございま~す。』と挨拶しても、挨拶が返ってきたのはママからのみ。
(あぁ、なんか納得いってない事があるんだな、と悟る)
保:『さぁ、早くお部屋に入って、遊ぼう!』と声を掛けるも、ママの足にくっついて動き出さないAちゃん。
母:『下の子の病院があるので、今日は仕事休みです。16時頃迎えに来ます。』
(なるほど!妹が休みで自分だけ保育園に来た事に納得していないんだな、と悟る)
※私の勤めているところでは、私用でも所在を明らかにしておいてさえくれれば短時間でお預かりしており、16:00前後に迎えに来るのは通例。
保:『Aちゃん、今日早いお迎えだって!よかったね。』
それでもウジウジ動き出さないAちゃんだったので、私は・・・
保:『Aちゃん、今日はお迎え〇〇組で1番だって!ヤッタネ!!』
と、Aちゃんに話すと『ん?』と表情が変わるAちゃん。
(コレはしめた!と思い、更に続ける)
保:『おやつ終わったらすぐだって!嬉しいねぇ~、いいなぁ~。』と、
やたらと特別感をアピールするワードを並べる。
すると、今までウジウジしていたAちゃんが
『私、特別なんだわぁ。』と思えたのか、スッとママの足から離れ、靴を脱ぎ入室。そして、ママに『バイバーイ』と手を振っていました。
なので、
保:『ママ、16:00に来てね。』←これも重要!
と、ママにも協力してもらう。
(これがこの場面だけのその場しのぎだと、次からは効力がなくなります。言う以上は、大人も約束が守れる内容である事が大事。)
これで、気持ちよく1日のスタートが切れたAちゃんなのでした。
この日の夕方、しっかりママも16:00にお迎えに来てくれました。
(通園歴も長く、私も持ち上がり担任で保護者との信頼関係が出来ている上でのやり取りです。)
子どもって、ある一定の年齢の時、何故か【1番】が好きですよね!?(笑
保育園で、私自身が子ども達と関わる際は、1番になる事を推奨もしていないし、それが全てに当てはまる良い事だとは思っていません。
時と場合によっては、
・「1番になると、何か良い事があるの?」と子ども達に尋ねてみたり、
・「(1番になる事より)今やるべき事をしっかり丁寧にできる事がステキだね。」と話したり、
・「いろんな1番があるよね。」「洋服が1番きれいに畳めたね。」「先生の話を最後まで1番上手に聞いていられたね。」と、早さだけに重きを置かない褒め方をしたりしています。
ただ、朝の分離時や他の場面でも子どもの気持ちを立て直す際には、子どもの【1番】が好きというところを逆手にとってみてもいいのかなぁ?と思ったエピソードでした。
では、また~。
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