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【詩】春風と時間と手紙
春は出会いと別れの季節というけれど。
それは心の、
「何か」が変わっていってしまう様なニュアンスを含んでいて、
「何か」が流されていっている感覚がある。
ぞわぞわむずむず日常の嫌な気配が春の柔らかな温度を汚している様で、
変わらなきゃいけないのに、
変われないでいて、
変わらなきゃもう本当に人としてダメなのに、
『本当は変わりたくなんかない』。
これが全てに当てはまるから、
壊れてしまいそうだし、
壊れてしまった方がよかった。
変わらないものを集めたら、
自分らしいものが見つかる。
というかそんなのもう、
心に根差してるもので、自分の中で当たり前なんだけど、
『変わらないものがないのも、当たり前だった』。
また春を過ごす。
夏を、秋を、冬を。
時間に逆らうなんて事出来ないから、
少ない手間と時間を掛けて、
メッセージを残す。
10年後の自分へ、
『変わらなかったものは、何ですか?』
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