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2021年J1第29節 ガンバ大阪戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

7位(14勝5分9敗46得点28失点)

直近の戦績
・8/25 リーグ 清水戦(A) ○4-0
・8/28 リーグ 横浜FM戦(A) ○2-0
・9/1 ルヴァン 名古屋戦(A) ●0-2
・9/5 ルヴァン 名古屋戦(H) ●0-2
・9/11 リーグ 福岡戦(H) ●0-3

主な欠場者
山田大樹、広瀬陸斗、犬飼智也

アビスパ福岡戦のハイライト動画

ガンバ大阪

14位(8勝6分14敗21得点30失点)

直近の戦績
・8/25 リーグ 横浜FC戦(A) ●1-3
・8/28 リーグ C大阪戦(H) ●0-1
・9/1 ルヴァン C大阪戦(A) ○1-0
・9/5 ルヴァン C大阪戦(H) ●0-4
・9/12 リーグ 仙台戦(H) ●2-3

主な欠場者
一森純、三浦弦太、高尾瑠、小野裕二、福田湧矢、白井陽斗

ベガルタ仙台戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

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今季対戦時のハイライト動画

Point1 カシマでは4年負けなし

鹿島の直近のホームG大阪戦の戦績
※リーグ戦のみ

2014年 第27節 ●2-3
2015年 2nd第10節 ●1-2
2016年 2nd第1節 ●1-3
2017年 第27節 ○2-1
2018年 第2節 ○1-0
2019年 第24節 △2-2
2020年 第12節 △1-1

鹿島が今節ホームに迎えるのはG大阪。G大阪とは直近4年間のホームでの対戦で負けのない、相性の良い相手である。

昨年のホームG大阪戦は内田篤人の引退試合でもあった。前半の早い段階で失点を喫した鹿島は加えて広瀬陸斗が負傷。急遽出番が回ってきた内田だったが、そこから渾身一擲のプレーを披露。中々G大阪のゴールをこじ開けられなかった鹿島だったが、アディショナルタイムに内田のサイドチェンジをきっかけに、最後は荒木遼太郎のクロスを犬飼智也がヘッドで押し込んで、土壇場で同点に追いつきなんとか敗戦は免れた試合となった。

ここ2年はドロー決着となっているホームG大阪戦だが、その時監督を務めていて在任中は一度も勝てなかった宮本恒靖氏はすでに監督の座から退いている。3年ぶりの勝利で負けなしを伸ばす追い風としたい。

Point2 立て直しなるか

鹿島の直近の3点差以上での敗戦時の次の試合の戦績

・2011年 第7節 横浜FM戦(H) ●0-3
→第8節 福岡戦(A) ○2-1
・2011年 第10節 G大阪戦(H) ●1-4
→第19節 C大阪戦(A) ○3-1
・2012年 第9節 清水戦(A) ●0-3
→第10節 鳥栖戦(H) △0-0
・2012年 第11節 磐田戦(A) ●0-3
→第12節 札幌戦(H) ○7-0
・2013年 第25節 甲府戦(A) ●0-3
→第26節 磐田戦(A) ○3-2
・2014年 第13節 川崎F戦(A) ●1-4
→第14節 徳島戦(H) ○1-0
・2017年 第8節 磐田戦(H) ●0-3
→第9節 鳥栖戦(H) ○2-1
・2017年 第12節 川崎F戦(H) ●0-3
→第14節 広島戦(A) ○3-1
・2018年 第9節 川崎F戦(A) ●1-4
→第10節 神戸戦(H) △1-1

前節はホームで0-3と屈辱的な敗戦を喫した鹿島。これで公式戦3連敗、ホームで3点差以上の敗戦は4年ぶりとこのところの流れはあまりよろしくない。

ただ、悪い試合の後はしっかりと立て直しているのが鹿島。上記の表を見ていただければお分かりいただけるだろうが、鹿島はここ10年で3点差以上の敗戦を喫した次の試合は7勝2分と負けていない。もっと言えば、ホームでの敗戦後は全勝だ。

ACL出場権争いに生き残るためにも、ここでの連敗は許されない。鹿島のリバウンドメンタリティーに期待だ。

Point3 節目を迎える2人の男

鹿島には今節出場すれば節目を迎える2人の男がいる。遠藤康安西幸輝だ。

鹿島一筋15年目の遠藤は、今節出場すればJ1通算300試合出場を達成する。今季はここ数年と同様に出場機会に恵まれているとは言えなかったが、8月以降は全試合に出場中。アウェイでの清水エスパルス戦ではスーパーミドルで今季初ゴールも記録している。G大阪戦では4年前のアウェイゲームで決勝ゴールを奪う活躍も見せた。

安西は今節出場するとJ1通算50試合出場達成となる。遠藤と同様、鹿島に復帰した8月以降はここまで全試合に出場。前節は復帰後2度目のリーグ戦スタメン出場を果たし、サイドからの突破で存在感を示している。実は、安西にとってJ1リーグのホームデビュー戦はG大阪戦。負傷した内田に代わって右サイドバックで先発すると、チームのシーズン初勝利に貢献している。

遠藤と安西。2人のパフォーマンスにも注目である。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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