見出し画像

2021年J1第11節 ヴィッセル神戸戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

12位(3勝2分4敗11得点12失点)

直近の戦績
・4/3 リーグ 浦和戦(A) ●1-2
・4/7 リーグ 柏戦(H) ○2-1
・4/11 リーグ 札幌戦(A) △2-2
・4/17 リーグ 徳島戦(A) ○1-0
・4/20 ルヴァン 札幌戦(H) ○3-0

主な欠場者
山田大樹、和泉竜司

北海道コンサドーレ札幌戦のハイライト動画

ヴィッセル神戸

5位(5勝4分1敗14得点9失点)

直近の戦績
・4/3 リーグ 仙台戦(A) ○2-0
・4/7 リーグ 大分戦(H) ○1-0
・4/11 リーグ 清水戦(H) △1-1
・4/17 リーグ 湘南戦(A) △0-0
・4/21 ルヴァン 徳島戦(H) ●0-1

主な欠場者
なし

湘南ベルマーレ戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン
※リーグ戦

画像1

Point1 極端すぎる外弁慶

鹿島のホーム神戸戦の直近の戦績
※リーグ戦のみ

2012年 第24節 ○1-0
2014年 第8節 ●2-3
2015年 1st第7節 △1-1
2016年 2nd第17節 ●0-1
2017年 第11節 ●1-2
2018年 第10節 △1-1
2019年 第33節 ●1-3
2020年 第10節 △2-2

とにかく勝てない、それがホーム神戸戦の第一印象だ。大迫勇也のスーパーミドル一発で勝った2012年以来、なんと8年に渡って勝利がなく、昨季も終了間際に追いついてはいるもののドローに終わっている。

鹿島のアウェイ神戸戦の直近の戦績
※リーグ戦のみ

2009年 第22節 ●0-1
2010年 第31節 △1-1
2011年 第17節 ○1-0
2012年 第13節 ○2-1
2014年 第29節 △0-0
2015年 2nd第13節 ○2-0
2016年 1st第16節 ○2-1
2017年 第21節 ○2-1
2018年 第28節 ○5-0
2019年 第11節 ○1-0
2020年 第33節 ○3-1

では、神戸とそもそも相性が悪いのか。そんなことはない、というのがアウェイゲームの戦績を見るとよく分かる。アウェイでは2010年以来負けなしで、直近は6連勝中。つまり、両者ともに清々しいまでの外弁慶なのである。

この外弁慶状態から鹿島は先に脱却したいところ。監督解任後はリーグ戦で必ず連勝出来ているというポジティブなデータも味方につけ、9年ぶりの勝利の美酒を味わいたい。

Point2 期待値増すセットプレー

昨季はリーグ戦でセットプレーから奪ったゴールがPK含めて10ゴールだった鹿島。しかし、今季はここまで9試合で早くもその半分の5ゴールを奪っており、うち3ゴールは4月以降に奪ったものである。

3月の代表ウィーク期間中にセットプレーに手を付けたのは間違いない。変わったのはニアサイドを使えるようになったこと。以前の鹿島のセットプレーはファーサイドに蹴ることがほとんどで、そこで待っているエヴェラウドや上田綺世、町田浩樹のようなターゲットとなれる選手の強さで得点をもぎ取ってきた。それがルヴァンカップの福岡戦からはニアサイドに飛び込んだ先にボールが供給されるようになり、チームとして明確にパターンが増えている。前節の徳島戦の町田のゴールも使われたのはニアサイド。質が上がってきた永戸勝也のキックも含めて、今節もセットプレーからのゴールに期待だ。

Point3 魅せろ、荒木遼太郎

昨季のホーム神戸戦、最後の最後で同点ゴールを奪ったのは荒木遼太郎。彼にとってのプロ初ゴールは、チームに勝点1をもたらす価値のあるものとなった。

そんな荒木は、相馬直樹監督就任後は一貫してトップ下のポジションで起用され、持ち味であるポジショニングの上手さやボールスキルの高さがより一層活きるようになっており、チームの攻撃に変化をつける上では欠かせない存在だ。守備面でも強度の高いプレーを見せ、徳島戦では自身初のリーグ戦フル出場で勝利に貢献した。

チームで唯一ここ2試合にスタメン出場しているため疲労は気がかりだが、今節も荒木の好パフォーマンスが勝利には必要不可欠だ。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
Twitter note

ANTLOVERSのTwitter




ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?