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2021年J1第6節 名古屋グランパス戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

14位(1勝1分2敗5得点6失点)

直近の戦績
・2/27 リーグ 清水戦(H) ●1-3
・3/3 ルヴァン 鳥栖戦(H) ○3-0
・3/10 リーグ 湘南戦(H) ○3-1
・3/13 リーグ 広島戦(H) △1-1
・3/17 リーグ 福岡戦(A) ●0-1

主な欠場者
関川郁万、土居聖真、和泉竜司、アルトゥール・カイキ、ディエゴ・ピトゥカ

アビスパ福岡戦のハイライト動画

名古屋グランパス

2位(5勝0分0敗8得点1失点)

直近の戦績
・2/28 リーグ 福岡戦(A) ○2-1
・3/6 リーグ 札幌戦(H) ○1-0
・3/10 リーグ 柏戦(A) ○1-0
・3/13 リーグ 神戸戦(A) ○1-0
・3/17 リーグ 横浜FC戦(H) ○3-0

主な欠場者
金崎夢生

横浜FC戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

画像1

Point1 大鬼門カシマ復権へ

カシマスタジアムでの名古屋戦対戦成績
※リーグ戦のみ

1993年 1st第1節 ○5-0
1993年 2nd第2節 ○1-1(PK5-3)
1994年 1st第17節 ○2-1
1994年 2nd第17節 ○3-3(PK5-4)
1995年 1st第10節 ○4-0
1996年 第29節 ○4-2
1997年 2nd第4節 ○7-0
1998年 2nd第13節 ○1-0
2001年 2nd第7節 ○4-2
2002年 2nd第7節 ○4-1
2003年 2nd第1節 ○1-0
2004年 1st第3節 ○3-2
2005年 第28節 ○1-0
2006年 第21節 ○2-1
2007年 第17節 ○2-1
2008年 第22節 ●1-2
2009年 第27節 ●1-4
2010年 第29節 ○1-0
2011年 第26節 △1-1
2012年 第14節 ●2-3
2015年 2nd第17節 ○1-0
2016年 2nd第3節 ○3-0
2018年 第8節 ○2-0
2019年 第6節 ○2-1
2020年 第25節 ●0-2

 カシマスタジアム、それは名古屋グランパスにとってかつて大の鬼門だった。1993年のJリーグ開幕戦、ジーコにハットトリックを許して0-5で大敗したのに始まり、そこから15連敗。鹿島としてみれば完全にカモにしていたわけだが、2008年に吉田麻也などのゴールで初めて敗れるとそこからは5勝4敗1分と成績はほぼ五分に。昨季も初の完封負けを喫し、連勝が4でストップしてしまった。

とはいえ、通算では20勝4敗1分と大きく勝ち越しているのも事実。鹿島は今節も勝って再び鬼門のイメージを植え付けたいところだ。

Point2 優勝戦線にしがみつけ!

2005年 6ポイント(7ポイント差)
2006年 13ポイント(1位)
2007年 3ポイント(10ポイント差)
2008年 15ポイント(1位)
2009年 12ポイント(1位)
2010年 9ポイント(2ポイント差)
2011年 12ポイント(1位)
2012年 12ポイント(1ポイント差)
2013年 7ポイント(8ポイント差)
2014年 5ポイント(7ポイント差)
2017年 10ポイント(2ポイント差)
2018年 10ポイント(3ポイント差)
2019年 8ポイント(4ポイント差)
2020年 13ポイント(1位)

開幕からすでに2敗1分を喫して、勝点8を落としてしまっている格好になる鹿島。消化試合数の違いがあるとはいえ、首位との勝点差は12と早くも大差をつけられてしまっている。

だが、上記の表を見てほしい。上記は1ステージ制の優勝チームが開幕5試合で稼いだ勝点とその時の首位との勝点差を示している。こうして見ると、開幕5連勝で優勝したチームが1チームしかない(これを成し遂げたのも鹿島)ことや、5試合で勝点を2ケタに乗せられずに首位と勝点7以上離されていても優勝しているチームがそこそこあることにお気づきいただけるだろう。

だからまだ大丈夫!と言いたいところだが、よく見てみると開幕5試合で首位との勝点差はどのチームも10以内に留まっている。逆に言えば、勝点11以上離されているチームで優勝したチームはいないということになる。今節、鹿島が敗れると消化試合数を差し引いても首位との勝点差は11以上に離されてしまう。つまり、優勝を目指すチームならここで勝点を落とすことは絶対に許されないというわけだ。

Point3 ストップ・ザ・相馬勇紀

金崎夢生は昨季終盤の大ケガで残念ながら欠場となるが、今節は相馬勇紀と対峙することになる鹿島。昨季から5kg減量した(身体つきを見るとどう考えてもそれ以上落ちてる)というだけあり、開幕からコンディションも良く好調を維持。北海道コンサドーレ札幌戦では決勝点を奪うなど、ここまで1ゴール2アシストを記録。前節の横浜FC戦でも2得点に絡む活躍を見せている。

相馬の武器は高いキック精度と左サイドからのドリブルでの仕掛け。対面するであろう小泉慶や広瀬陸斗が封じなければならないのはもちろんだが、開幕から3失点を喫しているセットプレーでも彼のキックには警戒が必須だ。

なお、試合と全く関係ないですが相馬選手のドラミちゃんニックネームを広めてしまったのは、たぶんぼくです←

この場を借りて相馬選手にお詫びさせてください(土下座)

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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