見出し画像

【自由研究】鹿島アントラーズ LIXIL賞 賞金ランキング

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

8月も後半に入りました。この時期になると、夏休みの宿題に追われていた少年時代を思い出します。みなさんは、宿題をちゃんと計画的に終わらせる派でしたか?私??9月1日になってもやってましたけど何か???

さて、話は変わって鹿島アントラーズにはLIXIL賞というものがあります。これはアントラーズがホームゲームで勝利した際に、最も活躍した選手にLIXIL様から賞金30万円が贈られるというもの。ユニフォームの胸スポンサーがTOSTEMだった頃からある賞です。本当にご支援いただきありがとうございます、LIXIL様。

先日の徳島ヴォルティス戦では2ゴールを決める活躍を見せた荒木遼太郎選手が受賞していたのですが、その時に思ったわけです。「19歳の若者が、90分で30万円稼ぐのかー。いいなぁ…」って。しかも、荒木がLIXIL賞を受賞するのはこれが初めてではなく、今季すでに何度も受賞している訳なのです。我々が日々汗水たらして働いて稼いだ賃金を、彼はあっという間にLIXILさんからもらったお金だけで超えてくる訳です。いやー、プロって夢がありますよねー。

そこで気になったわけです。今までLIXILさんから一番お金をもらってるアントラーズの選手って一体誰なのだろう?と。今回はアントラーズの公式サイトに記載がある2013年以降で集計してみました。夏休みの自由研究に困ってる小学生は是非参考にしてね!!責任は負いかねますが!!!

2013年

・3/9 リーグ戦 仙台戦 ダヴィ
・4/3 ナビスコ杯 鳥栖戦 本山雅志
・4/6 リーグ戦 C大阪戦 ダヴィ
・4/24 ナビスコ杯 名古屋戦 ジュニーニョ
・5/6 リーグ戦 湘南戦 ダヴィ
・5/18 リーグ戦 名古屋戦 中村充孝
・5/25 リーグ戦 FC東京戦 大迫勇也
・7/10 リーグ戦 清水戦 青木剛
・8/3 リーグ戦 大宮戦 遠藤康
・8/17 リーグ戦 新潟戦 大迫勇也
・8/24 リーグ戦 横浜FM戦 大迫勇也
・8/31 リーグ戦 柏戦 ジュニーニョ
・9/28 リーグ戦 大分戦 遠藤康
・10/27 リーグ戦 川崎F戦 土居聖真
計14回(総額420万円)

セレーゾ第2期1年目のシーズン、序盤はダヴィが荒稼ぎするも、頭角を現してきたのが覚醒した半端ないエース。港町のクラブは勝ったらポイント2倍!とか言ってるけど、こっちはにっこり現金払いだからね!

ちなみに、最後の土居聖真はこれが初めてのLIXIL賞だったりします。顔が初々しい。

2014年

・3/8 リーグ戦 仙台戦 遠藤康
・4/2 ナビスコ杯 鳥栖戦 梅鉢貴秀
・4/29 リーグ戦 清水戦 ルイス・アルベルト
・5/17 リーグ戦 徳島戦 赤﨑秀平
・6/1 ナビスコ杯 清水戦 土居聖真
・8/2 リーグ戦 広島戦 柴崎岳
・8/16 リーグ戦 甲府戦 柴崎岳
・9/20 リーグ戦 横浜FM戦 遠藤康
・11/22 リーグ戦 川崎F戦 遠藤康
計9回(総額270万円)

前年よりも順位を上げたものの、LIXIL賞の総数は不思議と減ってる2014年。どんだけホームで勝てなかったんや…。この年はヤスに始まり、ヤスに終わってます。ちなみに、カシマでのリーグ戦でフロンターレに勝ったのはこの年が直近だと最後です!今年は勝ちたい!

2015年

・4/3 リーグ戦 鳥栖戦 柴崎岳
・5/30 リーグ戦 松本戦 赤﨑秀平
・7/25 リーグ戦 FC東京戦 柴崎岳
・8/17 リーグ戦 仙台戦 土居聖真
・8/22 リーグ戦 山形戦 遠藤康
・9/7 ナビスコ杯 FC東京戦 金崎夢生
・10/11 ナビスコ杯 神戸戦 金崎夢生
・10/17 リーグ戦 柏戦 鈴木優磨
・11/7 リーグ戦 横浜FM戦 カイオ
・11/22 リーグ戦 名古屋戦 中村充孝
計10回(総額300万円)

6月までにLIXIL賞わずか2回という数字が示すように、逆噴射したセレーゾ体制から石井体制にシフトチェンジして立て直したシーズン。序盤戦チームを引っ張り続けた柴崎岳、ナビスコ杯優勝に大きく貢献した金崎夢生、とシーズンを象徴するような選手たちの名前がありますね。ちなみに、柏戦で受賞した鈴木優磨はこの年がルーキーイヤー。アディショナルタイムタイムでの決勝ゴールで受賞しました。

2016年

・3/5 リーグ戦 鳥栖戦 金崎夢生
・3/19 リーグ戦 FC東京戦 金崎夢生
・4/10 リーグ戦 広島戦 カイオ
・5/4 リーグ戦 新潟戦 西大伍
・5/14 リーグ戦 横浜FM戦 曽ヶ端準
・5/29 リーグ戦 甲府戦 土居聖真
・6/25 リーグ戦 福岡戦 山本脩斗
・7/13 リーグ戦 名古屋戦 中村充孝
・8/20 リーグ戦 湘南戦 鈴木優磨
・9/17 リーグ戦 磐田戦 鈴木優磨
計10回(総額300万円)

1stステージ優勝という結果が物語るようにハイペースでLIXIL賞も出ていき、9月には早くも昨季の回数に並ぶものの、そこからピタッと止まることに。それでも、最後の最後で大逆転が待っているんですけど。西大伍は古巣新潟戦で決勝ゴールを奪い、見事に30万円ゲット。

2017年

・3/10 リーグ戦 横浜FM戦 鈴木優磨
・4/30 リーグ戦 鳥栖戦 昌子源
・6/17 リーグ戦 札幌戦 ペドロ・ジュニオール
・6/25 リーグ戦 新潟戦 ペドロ・ジュニオール
・7/29 リーグ戦 甲府戦 金崎夢生
・8/5 リーグ戦 仙台戦 土居聖真
・8/19 リーグ戦 清水戦 レアンドロ
・9/3 ルヴァン杯 仙台戦 鈴木優磨
・9/9 リーグ戦 大宮戦 金崎夢生
・9/23 リーグ戦 G大阪戦 植田直通
・10/14 リーグ戦 広島戦 土居聖真
・11/5 リーグ戦 浦和戦 レアンドロ
計12回(総額360万円)

最後の最後で地獄を見ることになった2017年、2回受賞者が5人とまんべんなく受賞者が行き渡る年に。連続受賞のペドロ・ジュニオールは1週間で60万円稼いだことに。コスパ高い。

2018年

・3/3 リーグ戦 G大阪戦 金崎夢生
・4/14 リーグ戦 名古屋戦 金崎夢生
・5/2 リーグ戦 長崎戦 鈴木優磨
・5/5 リーグ戦 浦和戦 曽ヶ端準
・7/22 リーグ戦 柏戦 鈴木優磨
・8/5 リーグ戦 清水戦 西大伍
・8/19 リーグ戦 横浜FM戦 遠藤康
・9/14 リーグ戦 湘南戦 鈴木優磨
・10/31 リーグ戦 C大阪戦 小田逸稀
計9回(総額270万円)

3位でシーズンを終えたものの、LIXIL賞の総数はここまでで最少タイの9回に終わった2018年。最多受賞はシーズン途中に金崎夢生からエースの座を受け継いだ鈴木優磨。ちなみに、曽ヶ端準はキーパーながら2度目の登場。ソガさん、さすがっす。

2019年

・3/9 リーグ戦 湘南戦 安西幸輝
・4/6 リーグ戦 名古屋戦 レオ・シルバ
・4/20 リーグ戦 仙台戦 犬飼智也
・5/3 リーグ戦 清水戦 安部裕葵
・5/18 リーグ戦 松本戦 白崎凌兵
・6/14 リーグ戦 C大阪戦 白崎凌兵
・7/6 リーグ戦 磐田戦 小池裕太
・7/20 リーグ戦 鳥栖戦 レアンドロ
・8/10 リーグ戦 横浜FM戦 上田綺世
・9/14 リーグ戦 FC東京戦 ブエノ
・11/1 リーグ戦 浦和戦 セルジーニョ
計11回(総額330万円)

一時は首位に立ちながらも、最後に大失速をかまして3位に終わった2019年。生え抜きで受賞したのが安部裕葵と上田綺世のみ、というところに時代の流れを感じますね。ちなみに、上田綺世はカシマデビュー戦でLIXIL賞をゲット。また、この年に所属していたブラジル人選手は全員LIXIL賞をゲットしています。

2020年

・7/19 リーグ戦 横浜FM戦 上田綺世
・8/9 リーグ戦 鳥栖戦 和泉竜司
・9/9 リーグ戦 仙台戦 上田綺世
・10/11 リーグ戦 横浜FC戦 小泉慶
・10/24 リーグ戦 広島戦 エヴェラウド
・11/30 リーグ戦 浦和戦 上田綺世
・12/12 リーグ戦 清水戦 上田綺世
計7回(総額210万円)

これまでで最も少ない7回しかLIXIL賞が出なかった昨季。LIXIL様に変な気を遣わなくていいんだよ!!そんな中でうち4回を受賞してるのが、上田綺世。ホームで点取った試合は全部LIXIL賞をゲットしてることに。

2021年

・3/3 ルヴァン杯 鳥栖戦 沖悠哉
・3/10 リーグ戦 湘南戦 荒木遼太郎
・4/7 リーグ戦 柏戦 白崎凌兵
・4/20 ルヴァン杯 札幌戦 松村優太
・5/9 リーグ戦 FC東京戦 松村優太
・5/15 リーグ戦 横浜FM戦 土居聖真
・5/26 リーグ戦 C大阪戦 荒木遼太郎
・6/6 ルヴァン杯 清水戦 エヴェラウド
・6/27 リーグ戦 札幌戦 エヴェラウド
・8/15 リーグ戦 徳島戦 荒木遼太郎
計10回(総額300万円)

はい!すでに昨季越えは決定しております!!めでたい!!!

見ていくと目立つのはやはり2年目のヤングガンズたち。荒木遼太郎と松村優太併せてすでに半分の5回、150万円をゲットしている訳です。大学生の時、バイトでこれ稼ぐのにどんだけ大変だったと思っているんだ…。

結果発表

てなわけで、9年分のLIXIL賞を振り返ってきましたが、それではいよいよLIXIL賞の賞金ランキングの発表です!結果はこちら…!!

1位 鈴木優磨 240万円(8回)
1位 金崎夢生 240万円(8回)
3位 土居聖真 210万円(7回)※
3位 遠藤康 210万円(7回)※
5位 上田綺世 150万円(5回)※

6位 柴崎岳 120万円(4回)
7位 荒木遼太郎 90万円(3回)※
7位 エヴェラウド※
7位 白崎凌兵
7位 レアンドロ
7位 中村充孝
7位 ダヴィ
7位 大迫勇也
14位 松村優太 60万円(2回)※
14位 曽ヶ端準
14位 西大伍
14位 ペドロ・ジュニオール
14位 赤﨑秀平
14位 カイオ
14位 ジュニーニョ
21位 安西幸輝 30万円(1回)※
21位 レオ・シルバ※
21位 和泉竜司※
21位 ブエノ※
21位 沖悠哉※
21位 犬飼智也※
21位 小泉慶
21位 山本脩斗
21位 セルジーニョ
21位 小田逸稀
21位 小池裕太
21位 安部裕葵
21位 昌子源
21位 植田直通
21位 梅鉢貴秀
21位 青木剛
21位 本山雅志
21位 ルイス・アルベルト

※は現所属選手

合計:92回(38人)
総額:2,760万円

ということで1位に輝いたのは、8回受賞の鈴木優磨と金崎夢生の̪師弟コンビ!!おめでとう!!

3位には生え抜きで今もアントラーズでプレーする土居聖真と遠藤康のアタッカー2人、5位には昨年までの2年で5回とハイペースで受賞を重ねる上田綺世が名を連ねることになりました。この3人含め、現所属選手にはまだまだ記録を伸ばせるチャンスがあるので、どんどんチームの勝利に繋がるプレーで受賞していただきたいところ。

それにしても、9年間でこのLIXIL賞だけでも3,000万円近くのお金を出してくださっているLIXIL様には感謝しかありません。いつもありがとうございます。今後とも是非よろしくお願いいたします。

今季の残されたホームゲームは最大で9試合。つまりそれだけLIXIL賞受賞の機会もあるということです。シーズン後半戦、多くの勝利を掴み、LIXIL賞がどんどん出てくるようなシーズンになりますように…!!!

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
Twitter note

ANTLOVERSのTwitter


ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?