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2021年J1第17節 川崎フロンターレ戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

6位(8勝3分5敗27得点18失点)

直近の戦績
・5/12 リーグ 名古屋戦(A) ○2-0
・5/15 リーグ 横浜FM戦(H) ○5-3
・5/19 ルヴァン 札幌戦(A) △0-0
・5/22 リーグ 鳥栖戦(A) ●1-2
・5/26 リーグ C大阪戦(H) ○1-0

主な欠場者
山田大樹、和泉竜司

セレッソ大阪戦のハイライト動画

川崎フロンターレ

1位(15勝4分0敗47得点14失点)

直近の戦績
・5/8 リーグ G大阪戦(A) ○2-0
・5/12 リーグ 仙台戦(H) △2-2
・5/16 リーグ 札幌戦(H) ○2-0
・5/22 リーグ 横浜FC戦(H) ○3-1
・5/26 リーグ 湘南戦(A) △1-1

主な欠場者
大島僚太、山村和也

湘南ベルマーレ戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

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Point1 5年分の雪辱を

鹿島の直近の川崎F戦の戦績
※リーグ戦のみ

2015年 1st第17節 ●2-3(H)
2015年 2nd第9節 ○3-1(A)
2016年 1st第5節 △1-1(A)
2016年 2nd第16節 ●0-1(H)
2017年 第12節 ●0-3(H)
2017年 第22節 ●1-3(A)
2018年 第9節 ●1-4(A)
2018年 第29節 △0-0(H)
2019年 第2節 △1-1(A)
2019年 第31節 ●0-2(H)
2020年 第2節 ●1-2(A)
2020年 第27節 △1-1(H)

勝てない。とにかく勝てない。それが川崎Fに対する印象だ。最後にリーグ戦で勝ったのは6年前のこと、公式戦トータルでも2018年ルヴァンカップ準々決勝で勝って以来、勝ちなし。苦杯をなめ続けている。

勝てなかった理由は様々だ。内容でも完敗という試合もあれば、こちらの自滅で落とした試合もあるし、あと一歩で勝利を手に出来たかもしれない試合もあった。だが、この世は結果がものを言う世界。最後に勝点3を掴んでいなければ何の意味もない。

もう十分すぎるくらいに屈辱は味わった。今節こそ長らく出来なかった勝利の凱歌を響かせる時だ。

Point2 シミッチをどう消すか

今季、名古屋から川崎Fに加入したジョアン・シミッチ。長身のブラジル人は新天地でアンカーのポジションを確保。精度の高い左足からのパスで攻撃のテンポを生み出している。

鹿島としてはこのシミッチをいかに自由にさせないかがポイントとなる。彼が長短のパスを操って、鹿島陣内にどんどん相手が侵入してくる展開は避けたい。彼にボールが入らないようにするのか、彼に積極的にプレッシャーを掛けてボールの奪いどころとしてしまうのか。トップ下に荒木遼太郎か小泉慶のどちらを使うかでもやり方は変わってくるはずだ。

Point3 川崎を知らない者たち

これまで川崎Fに大いに苦しんできた鹿島。だが、鹿島には良い意味でそうした苦しみを知らない面々もいる。

1人は荒木遼太郎。昨季はルヴァンカップの川崎F戦にこそ出場したが、リーグ戦では2試合ともメンバー外。今節出場すれば、リーグ戦では初対戦となる。今季はここまでチームトップのリーグ戦6得点3アシスト。彼が中盤のスペースに顔を出し、テンポを作り出すプレーは川崎F攻略には不可欠だ。アンカー脇に生まれるスペースは狙いどころとなる。

もう1人はディエゴ・ピトゥカを挙げたい。新加入のピトゥカは当然これが初めての川崎F戦。今季はまだリーグ戦の先発は2試合に留まっているが、コンディションを上げておりその能力の片鱗を見せている。今節は途中出場の可能性もあるが、一本のパスで局面を変えられるその力は王者の堅陣を崩すには大きな力となるはず。彼をどう使うかにも注目だ。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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