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2021年ルヴァンカップ準々決勝第2戦 名古屋グランパス戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

リーグ 3位(14勝5分8敗46得点25失点)

直近の戦績
・8/18 天皇杯 長崎戦 ○3-1
・8/21 リーグ 神戸戦(A) ●0-1
・8/25 リーグ 清水戦(A) ○4-0
・8/28 リーグ 横浜FM戦(A) ○2-0
・9/1 ルヴァン 名古屋戦(A) ●0-2

主な欠場者
山田大樹、広瀬陸斗

名古屋グランパス

リーグ 6位(14勝5分8敗28得点21失点)

直近の戦績
・8/18 天皇杯 神戸戦 ○1-0
・8/22 リーグ 福岡戦(H) ○1-0
・8/25 リーグ 札幌戦(A) ○2-0
・8/29 リーグ 清水戦(H) △1-1
・9/1 ルヴァン 鹿島戦(H) ○2-0

主な欠場者
丸山祐市、ガブリエル・シャビエル、齋藤学、山﨑凌吾

第1戦の両チームスタメン

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第1戦のハイライト動画

Point1 ベスト4進出には

鹿島の準決勝進出決定条件

鹿島3点差以上の○ → 進出決定
鹿島2-0で○ → 延長戦突入
鹿島1失点以上の2点差勝ち → 敗退
鹿島1点差勝ち → 敗退
鹿島△ → 敗退
鹿島● → 敗退

アウェイでの第1戦を0-2で落としてしまった鹿島。第2戦は3点差以上で勝たなければ敗退となる。

難しいのはこちらがアウェイゴールを奪えずに折り返してしまったということ。2点分の価値を持つアウェイゴールを鹿島はもう手に入れる可能性がなく、逆に名古屋は手にする可能性があるということは、失点した途端に難しくなってしまう。得点を奪わなければ勝ち上がることはもちろんできないが、失点しないことも同じくらい重要になってくる。

Point2 22年前の再現を!

1999年 Jリーグヤマザキナビスコカップ 準々決勝
第1戦 浦和 2-0 鹿島@駒場
第2戦 鹿島 3-0 浦和@カシマ(※Vゴール勝ち)

鹿島がホーム&アウェイの形式で第1戦を0-2で落としながら、第2戦でひっくり返して勝利したケースは、過去に1度だけある。

それが1999年の浦和とのナビスコ杯準々決勝。アウェイでの第1戦に敗れた鹿島だったが、第2戦は3バックを採用。後半途中から長谷川祥之、柳沢敦、途中出場の平瀬智行の3トップになると、70分に名良橋晃、82分に現監督の相馬直樹のゴールで追いつき、延長戦に突入。迎えた96分に柳沢敦のVゴールで見事大逆転での勝ち上がりを決めている。

相手こそ違えど、立たされた状況は22年前と同じである鹿島。大逆転の再現なるか。

Point3 まずは失点しないこと

前述したが、今節は2点のビハインドをひっくり返すことと同じくらい、これ以上リードを広げられないために失点しないことが重要だ。

名古屋は今季2失点以上喫した試合がわずか4試合のみ(うち2つは川崎F戦)、先制して追いつかれたり逆転されたりした試合は2試合だけ、という堅守がウリのチームだ。そんな相手にアウェイゴールを許した時点で、鹿島は4点取らなければ勝ち上がれない状況に追い込まれてしまう。この状況になれば、ただでさえ高くはない勝ち上がりの可能性がさらに萎んでしまう事になる。

2点ビハインドをはね返さなければいけないが、ゴールを奪いたいがあまり焦って前がかりになることはない。まずはこれ以上傷口を広げないことを意識しつつ、確実に攻撃を仕留めて、そこから一気に畳みかけたい。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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