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2021年J1第2節 ガンバ大阪戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

8位(9勝5分7敗34得点23失点)

直近の戦績
・6/20 リーグ 仙台戦(H) △1-1
・6/23 リーグ 大分戦(A) △0-0
・6/27 リーグ 札幌戦(H) ○4-0
・7/7 天皇杯 栃木戦 ○3-0
・7/11 リーグ 柏戦(A) ●1-2

主な欠場者
山田大樹、ブエノ、町田浩樹、上田綺世

柏レイソル戦のハイライト動画

ガンバ大阪

17位(4勝5分8敗9得点16失点)

直近の戦績
・7/4 ACL チェンライU戦 △1-1
・7/7 ACL タンピネス戦 ○8-1
・7/10 ACL 全北現代戦 ●1-2
・7/17 リーグ 福岡戦(A) ○1-0
・7/21 リーグ 神戸戦(H) ●1-2

主な欠場者
なし

ヴィッセル神戸戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

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Point1 4年ぶりの吹田での勝利を

鹿島のパナソニックスタジアム吹田での戦績

2016年 リーグ G大阪戦 ○1-0
2016年 CWC マメロディ戦 ○2-0
2016年 CWC A・ナシオナル戦 ○3-0
2017年 天皇杯 川崎F戦 □2-1
2017年 リーグ G大阪戦 ○1-0
2018年 リーグ G大阪戦 △1-1
2019年 リーグ G大阪戦 △1-1
2020年 リーグ G大阪戦 ●0-2

リーグ戦のこけら落としを鈴木優磨の得点で競り勝って以降、鹿島にとってパナスタはずっとお得意様だった。2016シーズンにクラブワールドカップではアジア勢初の決勝進出を決めたのも、シーズン2冠となる天皇杯優勝を果たしたのもこの地である。

だが、G大阪に宮本恒靖前監督が就任した2018年以降は2分1敗。3年間勝ちがない状況が続いており、昨年は初黒星を喫するなど、お得意様ムードは消えつつある。

それでも在任中一度も勝てなかった宮本前監督が相手チームの監督ではなくなったというのは、鹿島にとって追い風かもしれない。中断前の連敗は避けたい鹿島、4年ぶりのパナスタでの勝利を掴み取りたい。

Point2 守護神の壁を破れ

ここまでチーム活動休止などもあって、降格圏の17位に低迷するG大阪。チームは東京五輪の中断期間中も週2試合をこなす試合日程が組まれており、厳しい戦いが続いている。

そんなG大阪ではあるが、実は2位になった昨季よりも守備については結果が出ている。昨季は34試合で42失点だが、今季はここまで17試合で16失点。1試合平均だと1失点を割る成績なのだ。

その守備において大きく貢献しているのが、守護神の東口順昭だろう。昨季も多くの好セーブでチームのピンチを救ってきたが、今季もそのパフォーマンスは相変わらず。鹿島もこの東口に数えきれないほどのシュートを止められてきており、今まで東口から3得点以上奪った試合は1試合もない。

今節も鹿島攻撃陣にこの東口が立ちはだかることになるはず。守護神の壁を破り、ゴールを奪いたい。

Point3 一発持ってるパトリック

守備では結果を残している反面、G大阪が苦しんでいるのは攻撃だ。リーグ戦ここまで17試合で得点はわずかに9。多くのタレントを揃えながら、リーグワーストの得点数がここまで足を引っ張っている形となっている。

そんな攻撃陣の中で1人気を吐いているのがパトリック。リーグ戦ではここまでチームの総得点の半分近くの4得点を記録しており、直近では公式戦4試合連続得点中。そのうち2試合は途中出場から得点を奪っており、短い時間でも結果を残している。

そんなパトリックに鹿島はこれまで痛い目に遭っていることが少なくない。パトリックの鹿島戦出場成績は16試合8得点。実に2試合に1得点のペースで得点を奪っている。しかもその得点を奪った全ての試合で鹿島は勝てていない。つまり、パトリックを抑えなければ勝利はないという訳だ。ワンチャンスをゴールに繋げてくるストライカー封じが今節はマストで求められる。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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