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結婚について思うことは既に書かれていた 〜マッチングアプリde婚活もどき日記24〜

朝起きると、数人からの「いいね」やメッセージが届いている。嬉しいことではある。
みんな夜型なんやな……と思いつつ、一応プロフィールはチェックする。

ちなみに、Fさん(仮)になるかもしれなかった男子からは丸一日返事が来ませんでしたね。
まあ誰か他に見つけたんやろな。さいなら。中途半端に期待させやがってク◯が。

さて、最近わかってきたのは、決められたプロフィール項目(年齢・居住地・職業など)以外に、自由記述部分をきちんと埋めていない(アプリを使い始めた理由や自分のスタンス・考えなどを書いていない)男子とやりとりしても不毛なことが多い、ということです。

「顔写真以外のプロフィール画像(風景や犬猫や、有名どころからのパクリ画像や肉料理や醤油ラーメンや味噌ラーメンや豚骨ラーメンなど)」+「自由記述部分が真っ白」の登録者からの「いいね」なんて実に無意味だ。何も伝わらない。何がしたいのかわからない。
もはや空気と変わらない。

とりあえず今朝確認した人たちは、みんな何かしら自由記述欄に書いてありました。
いくつかピックアップして見ていきましょう。

1)「40代ですが、可愛い彼女が欲しいです!」
(40代前半男性)

「ですが」って逆接? 逆接なら意味がわからない(そんな年齢制限があるのか。というか40代女性の利用者も多いであろうアプリでそう書く神経を疑う)し、「が」を単純な接続に使うのは良くないで。
まあ私もグダグダ日記書く時には使うけど、自己紹介の冒頭で使ったらあかんやろ。
そして「可愛い彼女」なら誰でもいいわけだな=私である必要は一切ないわけだな。
 
こういう、喧嘩売ってる系の謎プロフもなにかとよく見る。
少し前にメッセージが来た奴で、プロフに「よくモテそうと言われますが、モテるんだったらこんなアプリ利用してませんよね(笑)」とか書いてるのもいたな。
その(笑)に込めた意味は何だ。ブラックジョークのつもりか?

スルー以外の選択肢はないから別に知らんけど。

2)「今夜会えませんか? 梅田駅で待ってます」
(30代前半男性)

どの梅田駅? 私、あの地下ダンジョンでまともに待ち合わせできたためしがないんやけど。
てか駅以前に使うアプリ間違えてるやろ? ここは婚活アプリやで。

3)「未婚独身です。結婚への本気度はかなり高いです」
(30代後半男性)

結婚への本気度……本気度かぁ……まあそりゃ婚活アプリだからね。そうだろうね。
近隣県在住の人だし、「本気度はかなり高い」と言うのなら、金払ってほしいレベルのメッセージ交換などグダグダ続けずに、早めに会えるのかもしれないが。

他条件を確認すると、「
引っ越しは可能か」の欄に「実家住みで、できない」
「子供が欲しいか」の欄には「絶対欲しい」——この頃は「子供が欲しい」としている人でも、「とりあえず会って話してみる段階では気にしなくていいか」と思うようにはなってきたのだが。断然その段階まで進まない人のほうが多いので——まあでも、がっつり「昭和型の結婚」を望んでいるっぽいのは見て取れる。
相手が自分の実家に住むことを当然と思っていて、将来的には親の介護押し付ける気満々なんやろな……というのが。

何度か書いてるけど、「パートナーは欲しい」ものの、「結婚を望んでいるか」と言われると微妙なんだなー。

昨日Twitterのトレンドに「結婚して子供も産んだのに、幸せじゃない」みたいなことを言う人向けの記事が上がっていたけど、

そもそも「結婚」と「幸せ」は無関係やろ。と思う。
「結婚」には、人生のセーフティネットの意味くらいしか無いんやから——だから、昔の人たちは親が決めた相手だったり、数回見合いした程度の相手だったりと結婚できたんやろ、と。

こんな話、いつかどこかで読んだような……と思って軽く検索したら、大学入試にも高校教科書にも頻出の著者・内田樹先生のブログにも書いてあった

そもそも結婚は、幸せになるためにしているのではありません。夫婦という最小の社会組織を通じた「リスクヘッジ」であり、安全保障の仕組みなのです。


これを読めば、他にもう言うことはない。

このへんの記事へのリンクをいくつかMyプロフィールに貼り付けて、
「このリンク先の記事を読んで共感できる方のみ、いいねやメッセージください」
とか添えておきたいくらいである。
たぶんアプリの仕様上URLは貼れないが。

一方、
「こんな話をしているけど、明日パタッと人生が終わることもあり得るんだよなぁ……」
なんてことも考える。

たとえば毎日の徒歩通勤中の信号なし横断歩道、車のほうが止まってくれることなど月に1度あるかどうかで、みんなビュンビュン通り過ぎて行くし。
ちょっと気を抜いた時にどかーんと吹っ飛ばされることも十分あり得る。
あと何十年も生きられる保証などどこにもない。

そう考えると、もう「やりたくないこと」に1分も1秒も割いてる暇なんてないよな……と思いまして。

以前の記事で「時間の問題」と言っていたEさん(仮)は、
2日前に「また色々聞かせてください。ではおやすみなさい☆」と閉じて以来、もう何も送ってません。テヘペロ。

いや、一応そう送った時には、何かしら連絡するかも知れんとは思っていたんです。でも、いざ翌朝になってみると「うーんやっぱ時間の無駄やな」と思い直したわけです。
だって結局まる3日、こちらへの質問ゼロ、自分の話しかしてこなかったんだもんよ。
やりとりする中で向こうからも質問してきたDさん(仮)の前例があったから少し付き合ってはみたが、こいつは一切変化しそうになかった。

有料なら承らないこともないが、無償で貴重な人生の時間を割いてやるほどマスク写真のお前さんに興味は抱けねえよ。
ボランティア精神旺盛な彼女ができるよう祈っておくぜ。あばよ。

……そして、もうDVD-BOXも持ってる「アンナチュラル 」なんかをBGM代わりにアマプラで流しつつ(それでもたまに、見ているようで見ていなかった場面で新発見——作中で中堂さんが読んでいる本が『解体新書』であることに気づく、他医大病院に移った坂本さんに渡された賄賂のぬいぐるみが「MIU404」で再登場していた、など——があるから凄いし面白い)、お気に入りの糸と最近新調した輪針で今度の冬用のスヌードを黙々と編む……こんな時間が幸せだなぁ、なんて思ったりするわけですね。

まあ、急がず焦らず進みます。

読んでくださり、ありがとうございます。 実家の保護猫用リスト https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/25SP0BSNG5UMP?ref_=wl_share