ふるさと納税とプロフ写真　〜マッチングアプリde婚活もどき日記10〜

農家でもなさそうなのに、立派なシャインマスカットをプロフィール画像にしている人をしばしば見かける。
マッチングアプリの話である。

それで「ハッ……シャイマスの季節！」と思い出して、ふるさと納税の申し込みをしてきました。

昔、高校教員やってた頃に、同期の事務員男子から
「ふるさと納税、いいっすよ。『ふるさとチョイス』ってサイトがおすすめ」
と教えてもらって以来、毎年申し込んでいます。
（「さとふる」などもたまに利用するが「〜チョイス」の方が品揃えが好み）

その土地の美味しいものが頂けて、寄付もできるナイスな制度。
主に東北への寄付が多い。
震災後の支援というのもあるけど、何より北の食い物がうまい。
初夏はさくらんぼ固定、初秋はシャインマスカットなどのフルーツ、冬はカチョカバロメインにチーズ詰め合わせ、などを申し込む。

（東京より北へは行ったことがない、基本的に南西の民である。学生のうちに一度行きたいと思っていた矢先、あの震災が。
最近の夏の天気予報とか見てると、冬は雪深く夏は灼熱とか、どんだけ厳しい土地なんだ……とはたから見てても絶望してしまう。
コロナが何とかなったら一週間くらい休暇とって行きたい）

さて、話を戻して、マッチングアプリの話。

昨日は、キーワード検索欄に
「シェフ」や
「パティシエ」
などと入れてみました。
１０数人がヒットしました。
ちなみに「調理師」と入れてみたら、その３倍くらいの人数。

お店の味を家で作ってくれるパートナーがいれば、ＱＯＬ（クオリティオブライフ）が爆上がりしそう！
という、形而下的な欲望に正直になった結果です。

「ご本人はちょっと重量オーバー系だけど、薔薇の花束のような切り込みの入ったアートなスイカの写真……美しい！」
「ホテルのパティシエか……このトッピングは菫の砂糖漬け……これはときめかざるを得ない……！」
「パティシエ修行してたが辞めて、今はゲーム実況YouTuberだと……いろんな人がいるもんやな……」

等々、楽しみつつ巡りました。
収穫は特になし。

なお、料理は「できない」というほどではない。
母親が調理師免許持ちで今も「パートの給食のおばちゃん」なのもあって、小学生頃は手伝いながら習いもした。味付けのセンスも悪くはないはずだ。
年に数回くらい、クックパッドを見てハマる時期もある——が、基本的には面倒が勝つ。
「作るのはいいが、片付けが嫌い」派である。
（とはいえ常に外食というわけにもいかんから、普段の自炊は洗うのが楽な丼物が多い）

ということで美味い飯を作ってくれるパートナー、絶賛募集中です。

なお、このアプリの検索機能には不満もある。

「居住地が近い人」「直近のログイン率が高い人」が優先的に表示されるので、上記のように特殊なキーワードを入れて検索でもしない限り、一覧が「見たことある人」ばかりになりやすい。

特に、同じタイミングで登録したらしい人たちには、もはや勝手に「顔馴染み」的な親しみすら覚えつつある。

「お、○○氏、今日もログインしてるね……君そこそこイケメンなんだから引く手あまたじゃろうに、まだお相手見つからんのかい？　さっさと卒業したまえよ」

などと勝手に心で語りかけつつ、すれ違うだけですが。

ところで、並び替えには「女性からのアプローチが多い順」というのも存在する。
そうそう入れ替わりが起こるものでもないが、一覧を眺めていると面白いなーとは思う。

ここにランクインするためには、とにかく「女性に危害を加えなさそうな雰囲気」が出ていることが大事なようだ。
所謂「優男」率が高い。
まあそりゃそうだ。
何せ誰の紹介でもなく、文字と写真情報だけが頼りなんですものね。

たとえフツメンやそれ未満でもゴツくても、にこやかな表情のプロフ写真の人はランクインできそうである。

なのに、結構多いのが、無駄に睨みをきかせている系のプロフ写真。
いかにフレンドリーな自己紹介文を添えていても、『人は見た目が９割』って本のタイトルにもあった通りだ。
キメた感じにしたいのかもしれないが、少なくともルックスがフツメンより２段階くらい上じゃないと、残念ながらただの犯罪者予備軍に見えるぜ……。

あと、妙に思い詰めた表情とか、「ニタァ」と効果音がつきそうな笑顔もよく見るな。

まー自撮りは難しいよねとは思うが、やっぱ、プロフ写真のセンスも重要な検討材料だしな。
「お金のかけどころをわかっているか」という基準にもなる。

ちなみにマイプロフ写真はというと、去年、あるサイトにライター登録するためにフォトスタジオできちんと撮ってもらった写真である。
浴衣着て京都の街を背景に、なかなかのお気に入りの一枚です。

本日は以上！