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株と入れ歯とお相手の件 〜マッチングアプリde婚活もどき日記57〜

人生初、株を買いました。

優待狙いで100株……厳密には、指値注文なのでまだきちんと買えるかわかりませんが。

——と言いつつ、

「『指値注文』とか使っちゃう私かっけー♪  ムフフフ(*´꒳`*)」

とか思っているレベルなので、まだまだ本格投資家には程遠いけれども。

初の経験なので楽しみです。この調子でまだまだ「人生でやってないこと」をどんどんやっていきたいものだ。


さて昨日、Oさん(仮)と会ってきました。

この時から、まさかの2ヶ月越しで顔合わせでした。LINEで話した感じがまともそうだったので、まあいいかと日時を約束。

日曜午後、互いの中間地点の駅で待ち合わせ——かと思いきや、会って聞いた話によると実はかなり向こうの居住地寄りの地点だったので少々むかついた——して、改札で定刻合流。

お昼の時間帯だったのでカフェご飯することに。

Oさん「手、綺麗ですね〜。爪も自分でされてるんですか?」

ランチの席について、落ち着いてからのこの第一声、ほぼNさん(との初デートの時)と一緒であった
デート対策マニュアルにでもあるんだろうか?
「とりあえず手とか爪を褒めとけ」みたいな。

その後も、何かとマニュアル感の強い質問が続き(飯食うの遅いから、食ってる時に話しかけられるのは結構しんどいんだよな……相手が食べ終わった後、食ってるとこを眺められるのとかほんま好かん)——ある程度のところでこちらからも質問を返したところ、向こうが医療系ということで専門性の高い話が聞けたのは大変おもろかったのだが。

その後、近くにあった大学の緑あふれるキャンパスをぶらついたところ——並んで歩くことでより実感する、160センチ台前半男子の小ささ……。

いや、こっちよりかは高いのだが、にしても、女友達より小さい……。

会話も人間性もそう問題なさそうだが、とにかく、とにかくこの身長がネック……ネックすぎる。

そこで思い出すのが、毎度、高校国語教科書にも入試にも頻出の内田樹先生のお言葉。

結婚も就職も、ある意味では「入れ歯」と同じです。
自分自身は少しも変わらず自分のままでいて、それにぴったり合う「理想の配偶者」や「理想の職業」との出会いを待ち望んでいる人は、たぶん永遠に「ぴったりくるもの」に出会うことができないでしょう。
「どんな相手と結婚しても、そこそこ幸福になれる人」は「理想の配偶者以外は受け付けられない人」より市民的成熟度が高いと僕は思います。

うむ……そうだ……入れ歯なのだ……言われていることはわかるんだ……

しかし、160センチ台の男子を選んだら今後のQOLが……

中身は問題ないし、「僕はちあきさんとお付き合いできたら嬉しいです」とか会話の中でさらりと言ってたし、身長以外はほんとに……

なにゆえ……なにゆえあと20……否、せめて10センチ、神は与へたまはずや……

バイバイした後、さっそく次回の予約LINEも来ましたが、金曜夜の指定なのもちょっとな……夜は寒いし、休み前なら家でのんびりしたい。

まあ、いつもと違うことをやるのが楽しいからやってるマッチングアプリ活動ではあるのですが。

「でも、場所がまたお前んちの近くなら行かねえぞ?」と思いつつ、話を進めています。


あとは、週末に新たにできたUさん(仮)。プロフィールでやたらとバツイチなことを悲観している40代前半男子。

「住んでる場所が遠いしどうかな〜」と思いつつ軽くジャブってたら「さっそく会いましょうか。京都まで行きますよ」と言ってきたので、日時の検討に進んでいます。

身長は希望範囲内、ルックスは好みかというと微妙だが、まあ一般的な基準からしたら中の下よりは上ではなかろうか、という感じ。

ただこの人、メッセージでやたらと「質問があったら何でも訊いてくださいね!」と言ってくるのだが……「どっかのカスタマーセンターかよ」と突っ込みたくて仕方ない。

こっちに質問させて、お前は喋るだけかよ。

人間、質問するより喋るほうが楽に決まってるやろ。

「何でもインタビューしていいぜ、俺に興味あるんだろ? 俺はお前に興味ないけどな!」

と言ってるようなもんじゃねーか?

ま、会う約束した以上は無視もできんから、適当に仕事のことでも訊いてやるけどさ。


そんなこんなで何かとモヤってはいますが、株楽しいのでまあ良しとします。

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