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コミュニティは畑を愛でるように

こんにちは!株式会社Antiphaseのタノモクです。

先日我が家にセミドライリースを飾りました。

3月頃に咲くミモザ。

生活に自然を取り入れると気持ちが暖かくなります。

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フリーランスの集いというコニュニティ

さて今回はコミュニティーの話。

タノモクはコミュニティの運営をしています。

LINE オープンチャット「フリーランスの集い」
https://line.me/ti/g2/37bg7IbdeI0lj9JM_kp93A

フリーランスや経営者は一人で孤独。

なのでお互いに困ったこと、知らないこと、できない事を助け合える環境がほしいと思い作成しました。

現時点で600人ほどの方々が参加してくれています。

営業の仕方やこれからの生存戦略など、

私も知らないことだらけで本当に助かっています。


これだけ大きなコミュニティになると管理するにはひと手間工夫がいります。

これまで他のコミュニティの立ち上げなどの経験も含めて、そろそろ多様性に合ったコミュニティの考え方を体系化したのでまとめていきます。

この考え方を畑理論としました。

畑理論 - 概要 -

コミュニティを一つの畑だと考えます。

その中に参加している一人ひとりが畑に埋まっている種です。

もちろん管理人も種として埋まっています。

全員が同じ土壌で育つ場所。

優劣はありません。

これが畑理論の土台です。

トップダウンよりホリスティック(全体主義)な考え方となります。

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畑理論 - 種 -

ここには一つひとついろんな種が埋まっています。

例えば

・成長してすぐ花を咲かせ周りを明るくしてくれる種

・ゆっくり周りを見ながら成長する種

・大きく太く収穫は遅いが安定的に収穫ができる果樹のような種

などなど、個性のある種です。


コミュニティでは現場を盛り上げる人、日常の生活に追われていたり、自信がなくて発言ができずにいる人、困りごとを解決したい人など様々な感情や価値観で参加しています。

どの人もいてOKです。

大切な事はどれも優劣はないということです。

参加した目的、成長のタイミングはそれぞれですから、発言したいタイミングもそれぞれ。

種が周りを見ながら足並みを揃える事をしますか?

ミモザはミモザのように育てばいいし、桜は桜のように育てばいいんです。

自分にあった育ち方をしてください。

解決したい悩みがある時は助け合いましょう。

否定をしない場所は心理的安全性の高い空間を作り出します。

フリーランスの集いでは「挨拶をすること、自己紹介すること」を種を植える始まりだと捉えています。

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畑理論 - 育て方 -

種は水と太陽があれば勝手に育っていきます。

全員が違う種です。

同じ育て方をして全員がスクスクと育つわけがありません。


なので余計な事はしません。


もし、自分がどんな種なのかわからない方がいればフォローをしていきます。

「いつも周りの立場にたって考えられるところがステキですね。〜さんだからできる事ですよ。どうしてそんなふうに考えられるんですか?」

「いつもブレずに生きる姿、尊敬しています。」

「いつも行動が早いですね!誰よりも決断が早いところが魅力的です。」

自覚を生むことはメタ認知能力の向上に繋がります。

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畑理論 -土壌を育てる -

土壌は種の成長に影響します。

汚染された土壌ではどんなに力強い種でも育ちません。

では、コミュニティで言う土壌とは何でしょうか?


私は環境や一人ひとりの繋がりだと考えました。

コミュニティで誰かと誰かが仲良くなると一つの繋がりができます。

自然と信頼関係が生まれ居心地の良い空間が作られます。

そこをサポートするのが管理人の役割。

フリーランスの集いでは不定期でオフラインMTG(オフ会)を行っています。

オープンチャットなので人が出会う事を目的とはしていませんが、フリーランスにとってリアルな人との繋がりは生きる上で特に必要と考えて開催しています。

繋がりがつよくなるとコミュニティを居心地のよい空間にしようと手伝ってくれることがあります。

(いつも本当に感謝しています!)

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畑理論 -種を守る -

オープンチャットですから不特定多数の方が参加してきます。

良い人がほとんどですがたまに悪意のある方もいます。

宣伝だけして去っていく方、誹謗中傷をする方などなど。


管理人としては外敵であるイノシシや鳥から守る事が求められます。

そのために行うのが参加のための指針作り、守るための最低限のルール作り。

フリーランスの集いでは、

・宣伝だけする人をイノシシ

・自己紹介しない人で発言だけする人を鳥

としてルールを作成しています。

イノシシは即刻退場ですが、鳥は知らないだけなのでまずは自己紹介を促します。

重要なのは参加者を縛り付けるための指針、ルールで合ってはならないということです。

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畑理論 -まとめ-

多様性のあるコミュニティを運営する考え方「畑理論」を紹介しました。

ホリスティックなので「自分だけ助かればいい!」という人がいなくなるデザインになっています。

お互いが助け合える環境を作っている方、作ろうとしている方はぜひ参考にしてみてください。

あなたの種も成長しやすい環境が作れますよ。

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