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OAKLEY 3 グリップ

自転車のグリップ1組が2万円と聞いたら 普通の人は何かの間違いだと思うだろうが、それがビンテージパーツの世界。

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傷モノの中古でもオークションではこんな値段がついてしまう。

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今でこそOAKLEYと言えばスポーツ用アイウェアのビッグネームだけど、そのスタートは1975年、モトクロッサーやBMXのグリップメーカーとしてだった。

およそ300ドルの資金をもとに創立者ジム・ジャナードは、濡れるとグリップ力を増す素材を開発し"アンオブタニウム(Unobtainium)"と名付けてハンドグリップを作り特許をとる。光学レンズメーカーを買収し1980年にスポーツ用ゴーグルを発表。アンオブタニウムをノーズパッドやテンプルに使用して1984年アイウェア業界に参入する。ハンドグリップの製造は1985年に終了して現在に至る。

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このOAKLEY 3はその名の通りオークリーのハンドグリップとして3番目の製品。ということは現存するこのグリップは40年以上昔に製造されたわけだけど、驚くべきことに新品で手に入れたこいつらは全く劣化した様子もなく今も現役で愛車に使用中。

eBayで新品の色違いで10組くらいは入手したような。ピストブーム前夜ぐらいの頃だったから円高もあって当時は1組1万円弱くらいで買えたけど、今は新品なら2〜3万が相場だと思う。4組残ってれば一生分はいけるかな…(笑)



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