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食べたいものがあるってありがたいことだ

美容院と家を往復しただけで、コンビニでアイスを買ってしまった。美容院は混んでいて髪も切れず、本当に往復しただけだ。休職を始めたばかりの身には、本来出さなくてもよいアイスという出費に恥ずかしさを覚えつつも、暑さを免罪符にできることに笑ってしまう。

6月の2週目から休職を始めた。休んで、切り替えるしかない。

しかし、ふとすればすぐ動揺している。「忘れなきゃ」と思うと、思い出してしまうものだが、忘れていてもすぐに目に見えるものと結び付けて職場を思いださせられる。「思い出させられる」なんて受動態、こんがらがってしまって嫌いだが、嫌なものを思い出すのだから本当に似合う言葉だ。
「本当に嫌がらせだったのか」、「世間でよくあることなら、私はどうしたらいいのか」、「被害妄想ではないか」何度も同じ思考ルートを走らされて腹が立つ。

こういう時の休み方はおいしいものを食べるのに尽きる。
もとはと言えば、食欲がなくなってしまったことから鬱の再発をさせないために休職したのだ。食べたいものがあるってありがたいことだ。

アイスは今年に入ってから理由をつけてよく食べるようになった。妊娠を希望していた1年前は「体を冷やしてはダメだ!」と固い意志でアイスを食べなかった。そんなこと言ってられない。今、最優先すべきは自分の食欲。

チョコミントのアイスにすると家族に横取りされないのが最高だ。好き嫌いが分かれる味はこういうところが助かる。特に写真の「ギッシリ満足!チョコミント」は、本当にパンパンに入っている。アイスって、もりもり食べるものでもないけれど、この量で背徳感を味わえるのだから非常に良い。そして、ミント味が強すぎないのもよい。「どーも、人工物です!」って色もしてないので、食べてひんやりに夢中になれる。

 この記録がどのような形で終わるのかはわからない。転職2か月目にして、このような形で苦しくなってしまうとは誰だって思わない。そういう中でも悩みを語るのをやめた瞬間があり、それが美味しいものを食べてる時だった。だから、なんとなく記録として残してみることにした。

続かなくてもいいやと思う。記録も、職場も。
続いていたらよろしく頼む。

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