2021年3月24日

先日無事自分主催のBONSAI MUSIC ENT. "Number Zero"がリリースされた。

今回茨城県内限定ではあるが、流通や展開にご協力いただいたブックエース様には心から感謝申し上げます。収録参加アーティストの存在と音をどれだけ広められるかが肝であり、更に彼らがこのコロナ禍でもいかに制作活動をしていたのかを証明する一枚でもある。

中には変わらず制限ある中でもライブ活動を続けたアーティストもいる。やりたくても出来なかったアーティストもいるだろう。収録されたそれぞれの一曲にはそれぞれの"背景"がある。

発売日には取り扱っていただいたすべての店舗に出向いた。当然今まで行ったことのなかった店や出会わなかった方々との短いながらもワンシーンが各地であった。レコード屋のいわゆる日常を垣間見る瞬間もあった。

一枚のCDの発売、販売にはやはり様々な人間が関わる。それを今まで以上に重々と感じる一日になった。

BONSAI MUSIC ENT.はあくまでインディーズレーベルである。プロやアマの定義はきちんとあるようで曖昧で解釈はそれぞれ。いわゆるメジャーレコード会社やプロダクションに所属してなくても、チケット代が発生するステージに立つ上ではあくまでもプロ意識でプレイするアーティストもたくさん知っている。

何がしたいのかと言えば、メジャーとかインディーとかそれそのものが重要ではなくて、"素晴らしい音楽と音楽人がいる"ということをいかに発信するかが重要であり、それ以上でも以下でもない。

その発信方法をいかに考えるかが大切なのかと。まだ始まったばかりの弱小レーベルであるので、時間をかけるつもりである。幸い自分はライブハウスという現場を生業と出来ているので、あくまでもその現場で生で観る、聴く、感じることをこれまでもこれからも変わらず第一優先とする。

"音楽"は言うまでもなく大前提ではあるが、それと同じくらい"音楽人"もやっぱり重要視していきたい。

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