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あんそろぽろじすと
2019年1月10日 21:06
本書*1は、オランウータンのことがほとんどわかっていなかった戦後すぐの時代に、単身ボルネオに渡り、野生オランウータンの調査を試みた研究者の旅行記です。これまでも、霊長学者による野生のサル調査記に関してはいくつもの書籍が出版されてきました (参考: 【書評】オランウータンとともに)。しかし、そうした類書と一線を画しているのは、本書の著者が霊長類学者というよりは心理学者であり、野外調査の経験がほとんど