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第3回 中学受験とお金

連載「ぼく受験するの?」(2022-23版)
第3回 中学受験とお金

家計が負担する教育費には「学校教育費」と「学校外活動費」がある。学校の授業料、給食費は学校教育費用。それ以外が学校外活動費となる。
・学習塾、家庭教師、文具、参考書、模擬テスト代
・水泳、テニス、バレエ、ピアノ、書道、英会話の月謝
・博物館や図書館、水族館などの入場料、交通費
これらは全て学校外活動費用になる。

平成30年度の文科省調査「子どもの学習費調査」に面白い結果がある。
この2つの費用を、小学校と中学校、そして、それぞれを公立校と私立校で比較したものだ。
◯学校教育費(公立校:私立校)
・小学校=6万円:91万円
・中学校=14万円:107万円
◯学校外活動費用(公立校:私立校)
・小学校=21万円:65万円
・中学校=31万円:33万円
共に1年間の平均値だ。

当然のことながら、学校教育費は私立校が授業料などが高額になるから、小学校、中学校ともに納得の結果だ。

それでも、学校外活動費は面白い結果となっている。
塾や習い事など、私立小学校の方が支出が多いことも、親の所得、中学受験の準備をと理解できる。
しかし、中学校に入ると、公立も私立も学校外活動がほぼ同額になるっているのだ。他の費用は、私立校が3倍から15倍にもなっているにも関わらずだ。

私立中学に入学した子どもは、学校内での活動に費用も時間も費やしているのか。それとも、学校外では何もしなくなるのか。この数字だけを見ていると、私立校の中学生は、学校外での新たな発見、出会いが得られる気がしない。言い換えれば、私立校の強い結束力、OB・OGの強いコネクションは、こういう背景もあるのかの知れない。勿論、一部の富裕層は、夏休みや冬休みには海外のサマーキャンプやスキーキャンプなどと相応の費用を掛けているのも事実だ。

私たちは、この学校外活動費、また時間の使い方に、今の日本の子どもたちに不足気味な自立心を育てる鍵があると考えた。

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