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顧客を損させない割引など。

ブランディングの方法の一つとして、安売りをしないというのがある。有名なラグジュアリーブランドでも、100年以上セールを行なっていないことが一つのブランディングになっていることはよく知られている。

しかし、そうなるとやはり売れ残るアイテムが少なからず出てくる。これまでは、ブランディングのために安売りするくらいならということで、それらは廃棄処分されていた。

しかし昨今は、会員限定などのクローズドなプラットフォームで大幅に割引し販売するという方法も多く採用されている。
この場合、商品を提供するブランドと販売するプラットフォーマーが別だ。しかし、更に最近ではそういった割引での販売を「過去に購入頂いた方」のみに案内するという方法も出てきている。
これは非常にいい方法だと思った。ただその手のプラットフォーマーを利用するだけでは、新規顧客がセール品でないものを買う理由を削がれるし、また正規で購入してもその後割引されたものの存在を知ったりすると損した気分になり、もう正規価格では買おうと思わないだろう。

しかし既に購入頂いた方限定での案内となれば別だ。その旨がしっかりと伝えられた上で案内された顧客は正規の価格で買ったことを後悔しないと思うし、むしろラッキーとすら思うかもしれない。何故なら正規の価格で買ったからこそ他のものを安く買えるわけだから。

これは応用がかなり効くと思っている。

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