見出し画像

図書館に行きやすいのって素敵

新しい知識を仕入れることが大好きです。

それは、自分の研究における専門の生物学だけでなく、歴史や宗教、経済、オカルトなんでも面白そうな知識は仕入れていきたいと思っています。

そんな自分にとって大切なのは、本屋と図書館です。魅力的な本をドンドンそろえてくれる本屋と、新しいことをいろいろな本で読みたいときに役立つ本屋。どっちが欠けても困ってしまいます。

だからこそ、引っ越したことで前よりも図書館に通いやすくなったことがことさらにうれしいです。昨日のTOEIC疲れか、今日は勉強する気力がなかなかわかず漫画を読み返したりしていたのですが、夕方新しい本が読みたくなったので図書館に行くことにしました。

最初は、今日読んでいた漫画に刺激されて経済学に関する本を読もうと思ってました。まだ慣れない図書館なので散策がてら本棚の間をスルスルと逍遥していると、エッセイコーナーの遠藤周作の「死について考える」と目があいました。昨年恩師をなくしたこともあり、その本を読んでみることに。

死について、尊厳死について、死と宗教についてなど、数度の大病を患った遠藤氏の考えがエッセイとして載っている本でした。非常に読みやすく、示唆にも富んでいたため面白くて、一気に読み切ってしまいました。

読み終えたころには閉館間際だったので帰り支度をして、何冊かの経済学の本にパラパラ目を通してから家路につきました。澄んだような西の空のグラデーションが鮮やかで、透明感のある曲を聴きたくなったのでシン・エヴァのテーマ曲「one last kiss」を聞きながら、豊かに実った麦畑の横を抜ける。そして見上げた夜空には満月一歩手前の明るい月。

いいリフレッシュになった。明日からまた頑張ろうって気持ちが自然とわいてきました。

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。