「自分の強み」を自己認知すると、そのことがより得意になる気がする

春先に、大学のカウンセラールームでWAIS4という知能検査を受けました。
卒業研究中の度重なるミスなどから自分に発達障害があるのではないか、と真剣に悩み、そのことを相談しにカウンセラールームに行って検査を勧められたためです。

いくつかの検査をやってみたところ、自分は「言語処理能力」のIQが非常に高いということ、「処理能力」のIQがそれよりもグッと低いということが判明しました。そのように、一番高いIQと一番低いIQの差が大きいと発達障害の傾向が現れやすいとのことです。発達障害であるかということはわからなかったのですが、自分の脳にとって得意なこと・苦手なことを知れたことは非常に大きかったです。自分は処理するのに時間がかかるものの、一度インプットしたことについては言葉として表現するのが非常に得意ということが分かったので、大学院の受験勉強もゆっくりと時間をかけてしっかりと取り組むことを意識しました。

そうして、自分が言葉で情報を扱うのが得意とわかったために、日頃の生活(リゾバも含めて)で時間をかけてでも、大事なことを言葉で処理するようにしたところ、前よりもすんなりと理解し、実行することができるとわかったのです。

自分の得意なことを、得意だと思って、実際に行動し、うまく行くと、自信が高まるのです。いいことしかない。

一方で、苦手な分野で失敗をしても過度に自分を責めるということが減りました。元来自責的思考が強い自分にとっては、過度に責めすぎないということは非常に助けになったのです。

また最近リゾバの同僚から「新しい人間関係を築くことがうまいよね」と言ってもらったことをきっかけに、そういうのが得意かも知れないと認知したところ、新しく派遣できた人とも良好な関係を築けています。

やっぱり自分の得意なことを認知するのって大切だなって思いました。

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