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【感想】家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

今日ふと映画が見たいなと思いまして、そういえばアベマで何か無料のやつなかったけ、と見てみることにしました。

色々作品がある中でなんとなく惹かれたのがこの【家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています】でした。

原作がマンガなのを知っていたのでどーなんだろうと思っていました。

私は実写化苦手人間なので、公開された当時はあまり興味もありませんでした。

しかし、原作をしっかり読んでいたわけではなく、サラッと聞いたことある程度でしたので、今日ふと見てみようと思ったのです。


※ここから先ネタバレが含まれます。


結論から言います。

面白かったです。

あの、私さっきも書きましたが実写化苦手人間なのであまり期待してなかったんです。

でもすっかり好きになってしまいました。

始まってすぐから雰囲気的に私好きかもなぁと思ったんです。

なんというか、【ツレがうつになりまして。】みたいな日常の中のお話で、温かみがありつつ重厚感もあってみたいな…

上手く言葉にできないんですけど、そんな雰囲気が好きなんです。


少し泣けるところもあったのですが、基本的に暖かくて心が落ち着くというか、ホッとする内容でした。

『夫婦とは』と言う話なのですが難しく考えてるだけで意外と簡単なのかもしれない、と言いたいのかなと私は思いました。


心に残ったセリフの中でちえさんのお父さんが

「色々なことを2人で乗り越えていたら夫婦になってる」

(少し違ったらごめんなさい😥)

と言う言葉があります。

これって友達とかでも言えますよね。

友達になってと言わなくても、何となく一緒にいて楽しくて、それって気づいたら友達になってる。

そう私は思ったので結婚してない私でも少しわかった気がしました。

またじゅんさんの上司の方が、別れたいと何度も思ったのに離婚は絶対しないと言っていて、その答えが

「(奥さんのことを)愛しているから」

と言ったのも素敵でした。

答えがあまりにシンプルすぎて、この作品で言いたかったことってこれなのかなと思いました。


そして私が最も素敵だと思ったことはちえさんの

「丁度いいはんぶんこ」

です。

完璧に半分にするのは難しいけど、2人にとって半分にできたらそれでいいと言う考え方。

映画の中ではアイスモナカが出てきてそう言っていました。

アイスモナカをちえさんが半分にしようとして上手くいかなくて、じゅんさんに大きい方を渡すけど、じゅんさんが大きい方をちえさんにあげる。

と、いうシーン。

このシーンを見て、そう言えば家族ではんぶんこする時家族はいつも大きい方を私にくれたなと思い出しました。

丁度いいはんぶんこ。

家族では当たり前になっていたけど、これをできる人ってなかなかいないのかもしれないと考えさせられました。

いつも大きい方をもらっていたらいつか喧嘩になるかもしれない。

その丁度いいはんぶんこできる相手と、私もいつか結婚してみたいなぁとぼんやりと思いました。


この映画では結局、なぜ家に帰ったら妻が死んだふりをしていたのかは明かされませんでした。

確か原作もそうでしたよね?(詳しくは覚えてないんです)

その答えは視聴者に考えてほしいと言うことなんでしょう。


私は原作をほとんど知らない状態でこの映画を見たので、どこからが映画のオリジナルなのかわかりませんでした。

なので純粋に楽しめたのだと思います。

原作をしっかり読み込んでから見るとどうなのかわかりませんが、私は素敵な話だったなと感じました。

たまたま見た作品でしたが満足でした。

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