水星の魔女主人公機エアリアルについて考察らしきもの

現在好評放送中のアニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」重厚か食いつきやすいストーリーにYouTubeなどで考察が沢山出回っている今作、筆者も1つ考察を示したいと思い筆を撮らせてもらった。


さて、筆者から提示する考察は表題の通り今作の主人公機であるガンダムエアリアルについである、放送開始からプロローグ主人公である、エリクト・サマヤが生体パーツとして組み込まれているという考察が出されているこの機体、筆者はそもそもエアリアルはガンダムではないという考察を提示したい。
今作におけるガンダムは福祉工学から発展したGUND技術を軍事転用したGUNDフォーマットを組み込み機体制御等を向上さたMS(モビルスーツ)タイプのGUND-ARMを指すものである、本編6話冒頭でベルメリア女史とミス・スペクトラムから「21年前の復讐」や「ヴァナディースの意思」という単語が飛び出し考察界隈を騒がしたが筆者はベルメリア女史が「ヴァナディースの意思」を引き継いだという部分にまず注目した。
何気ないこの言葉だが、エアリアルがガンダムであるならスペクトラムはこの言葉を出していないのではないかと考えられる、ならスペクトラムは何を目指してエアリアルを開発したのか、スペクトラムがエリクト・サマヤの母であるエルノア・サマヤと同一人物だと仮定した場合、彼女は恩師であるカルド・ナボ博士が目指したGUNDの完成を目指していたのでは無いのか、そしてその夢を叩き潰し、同志と夫を殺害したMS評議会並びにベネリットグループに対する復讐では無いかと考えられる。

さて、長い前置きを書いてしまったがこの考察の結論としてエアリアルはガンダムではなく、GUND化したエリクト・サマヤではないかということである。
この考察の背景にはカルド博士が散り際に口にした「宇宙で生きるにはこの体は脆弱すぎる」というセリフと査問会でスペクトラムがエアリアルのガンダム説を否定し続けていたところがある、前者は宇宙環境下での身体補助にGUND技術は必要であることを指してると考えられ、後者はGUND-ARMが禁じられた技術であることからの否定だと捉えられるが、素直にエアリアルがガンダムではないと証言したということとも取れなくは無い、事実エアリアルの技術提供はすると宣言しているので本人に隠すことはないと考えられる、では、何故エリクトはGUND化したのかプロローグ最後にエルノアはエリクトと共にルブリスで逃亡している、親子二人食料も無い状態で水星に逃亡したとは考えられない、やはりオックスアース社や残って別拠点にいたヴァナディース機関の生き残りに保護されたと考えるのが自然であり、その後ある種完成したGUND-ARMであるルブリスを元にガンダム開発が秘密裏に進められたと推測する、その中でブラックボックス化したルブリスAIを解析するため唯一の適合者であるエリクトに負担かけ、その中で幼いエリクトに限界が来たと考えられる、そしてエルノアはエリクトとルブリスを融合させるという選択をとる、元々は宇宙環境下での身体補助のために研究された技術の延長線であり、作中でも頭部以外をGUND化した人間も描写されていたので可能だと思われるが問題点は脳のGUND化である、人間と機械の境界線は脳の有無だと思われる、さらに言うとGUND-ARMが操縦者にデータストームで害をだし、GUNDでは問題なかったかの差は肉体にパーメットが馴染み装着者とパーメットが友好関係を築けていたかの差だと推測される、兵器として開発されたGUND-ARMと操縦者に友好関係を結ぶ時間が無く一方的なデータ提供に肉体が拒否反応を起こしていると推測される、所謂ダムの放水をバケツで受け止める感覚だと思われる。ルブリスは様々な先人考察者様が言われる通りその多大なデータ量を整理し的確に提供させる為、人間に似たAIを構築しその仕事を任せようと開発された。レイヤー33は人間と機械の境界線である感情もしくは自意識を司る部分だったのではないか、エルノアがそこを突破出来なかったのは大人として完成された意識をぶつけられたからで、エリクトがそこを突破出来たのは、純粋な子供同士で対話することでルブリスの自意識を覚醒させ友好関係を結べ適正化したパーメット交信を受けれたと思われる。ペイル社のファラクトがパイロットに負担を強いたのはその部分のデータが欠如していたからと思われる。

さて、話は戻して限界を迎えていたエリクトを救う為の脳のGUND化に際してエリクトは極わずかな可能性を引き寄せるため、ルブリスのAIを利用する選択をとるエリクトの脳とルブリスをパーメットで繋ぎ意識をデータ化しルブリスに保存させる方式をとり、結果として意識のデータ化には成功はするが保存されたエリクトの意識とルブリスが融合別の人格が生まれ、それがゆりかごの星の語り手であるエアリアルの人格である、しかし意識はあるがGUND-ARMを動かすまでには至らなく、保険として作られていたエリクトのクローン体による操縦を前提に計画を進めた。クローン体の失敗体を利用しGUND技術も発展しそれを搭載した多目的攻防プラットフォーム「エスカッシャン」を開発装備させ、唯一の成功体に「スレッタ」と名付け育てることにするがオックスアース側の圧力が強まり、エアリアル技術の軍事転用しり、エアリアルのデータを破棄し水星に逃亡、パイロットとして成熟したスレッタとエアリアルを学園に送り込み、復讐の一手を指したという、だから軍事用のGUNDフォーマットにより開発されてなく、その大元のGUND技術を発展させた技術で開発された為、ガンダムであることを否定し開発経緯を隠す為にドローンと称したのだろう、生体利用を避けたパーメット技術も完成した為、技術提供も承諾したと考えられる。

拙い考察で穴だらけかもしれないが、一考察として頭の隅に置いていだだけたら幸いではある。

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