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My Tinder History #2留学編

◆留学中に出会ったTinderの男友達のお陰で、より充実した留学生活を送れたのは確かです。

イランから来たSamは地元の有名大学で映画専攻をしていました。

眼鏡をかけていて繊細で優しい男の子という印象。

カメラとピクニック用のバスケットを持って、どこかの住宅街のメープルの木の下で街を見下ろしたのを覚えています。

「昨日はどんな夢を見たんですか?」

「あなたは運命を信じますか?」

ロマンチックでやや恥ずかしくなるような質問をたくさん投げかけてくれる人でした。

彼は彼の通う大学のキャンパスを案内してくれたり、ファールシー(イランの書き言葉)で私の名前や彼の名前を書いてくれました。

わたしも日本語を教えました。

◆ローリンヒルの娘と付き合ったことがあるというRamiちゃんいわく、彼女は星座占いに夢中だったそうです。

Ramiちゃんはカリブ人の母とインド人の父がいます。

出会う前にチャット上でともに同じ悩みや同じ趣味を持つ似たもの同士であったことから、すぐに仲良くなりました。

初めて会った日、ちょっとしたサプライズをしてくれました。

目的地を伝えられずに連れて来られたのはレコードショップ。お互いに何枚か気になるVinylを持って来て試聴しました。

初めてレコードで聴いた音楽はクラッシュの『Rock the Casbah』

Ramiちゃんがわたしに聞かせてくれたのは、ウォーの『Why can't we be friends?』でした。さすがカリブ男子チョイス、とてもピースで溢れてます。

Ramiちゃんは絵を描くのが好きで、わたしも描いた絵を何枚か送ったら気に入ってくれたので、一緒にノートに落書きしました。

バスの中でもi Padの自由帳を拡げ、言語以外の方法でコミュニケーションしました。

地元の美大の展示会に行ったり、適当にお散歩しながら変な冗談を言い合ったり、言葉の壁を感じない心の通わせ方ができた気がしています。

Ramiちゃんは数年前にバスの事故に合いPTSDに苦しんでいたため、フラッシュバックのせいで夜眠れなくなったり、嘔吐してしまったり、大変な時期を過ごしていたそうですが、絵を描くようになってから克服していったそうです。

雑木林の中で2本の木にラップをグルグル巻いてその上にスプレーアートをした写真も見せてくれました。


◆映画館スタッフのSeanは席を抑えてくれて、無料で映画を見せてくれました。

見たのは、『Us』と『アベンジャーズ エンドゲーム』アベンジャーズに出てくるピーター(トムホ)に似ているのでいじったら、よく言われるんだよねって照れていました。

演劇とダンスをやっていた彼は、ダンスのイベントに招待してくれて、緊張しながらもストリートやヒップホップやジャズダンスを間近で見れてとても興奮しました。


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