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40:死後手続きは全て自分で出来る

葬式で最も時間を割いて家族に説明してるのが『10章・人の死後に発生する手続き』だろう。葬儀屋は葬式の説明をする時間が営業の場だろうけど、葬儀支援で大切なのは残る家族の生活を守る事だから、葬式は説明が要らないよう明記してあり、使用する葬式用品や価格も全て見れば分るようしてあるので、葬式後は誰も教えてくれず個々の家族毎に違う死後手続きが最も時間を掛けて説明する時間となるが、時間が掛かる理由は家族は「何が分らないかさえ分らない」からです。

間違った知識を信じ込んでる人より楽だけど、ひとつひとつ全て説明する必要があり、一度の説明で理解納得できる人ばかりでなく、話しが進むと忘れちゃう人もいるから理解するまで何度も説明する事が多いけど、個々の家族毎に異なる死後手続き詳細を正確に説明できる葬儀屋は殆ど無いだろう。

『死後手続きは全て自分で出来る』

死後手続きの詳細は事項以下で書き進めますが、地区町村役場、社会保険事務所、法務局、銀行、郵便局、電話会社、運輸局、保険会社辺りが多くの人が必要とする場所で、財産より借金が多い故人と秘密証書遺言のある故人なら家庭裁判所も増えると思って良いでしょう。

市役所、運輸局等への提出書類作成なら「行政書士」不動産関係を統括する法務局は「司法書士」が書類作制や登記代行しますが、基本的には全て自分で出来ると思ってください(作成代行費用の節約)

余裕の無い家族の葬儀支援が基本ですから、葬式費用は勿論、その他の費用も出来るだけ費用を抑えたいわけで、死後処置と清拭後、故人に着せる浴衣も4,000円ほど掛かるので事前に着せる物を持っていくよう伝えるほど、とはいえ我々が代行したら無料とはいきませんから、家族自身が自分で手続きするしかありません(途中何度も相談に来られる家族もいる)

葬儀支援は葬式代を安くする事だと思ってる人のほうが多いようで、確かに葬式代の低料金化は最重要課題ではありますが、葬式後の家族の生活を守り葬式後も故人に対し温かい心でいられる為にも、葬式後の手続き完了までは相談に乗る必要があります。

死後手続きの全てを一か所で教えてくれる所はなく、余裕の無い家族や故人の中には借金がある事も多い為、相続放棄を視野に入れると死後3か月以内に手続き出来るよう誘導する必要があります。いずれにしても死後手続きの殆どは自分で出来ると思ってください。

ざっとですが以下のタイトルで書き進める予定です(内容が重複してる場合はひとつにまとめる事もあります)

41・国保(社保)の葬祭費5万円受取り手続き
42・死後の年金手続きと遺族年金手続き
43・相続税に関する基礎知識
44・法定相続人の順位と注意点
45・銀行口座・通帳・引き落し
46・生命保険は支払者・被保険者・受取人で異なる
47・自宅や土地など不動産の手続き
48・対象者名義の自動車と固定・携帯電話
49・財産より借金が多ければ相続放棄(注意点)

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参考資料(お時間のある時にでも読んでみてください)
あんしんサポート葬儀支援センター  
代表ブログ 葬儀支援ブログ「我想う」
家族の死後に後悔しない為の一冊

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