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47:故人名義の自動車と電話

『故人名義の自動車の相続』

個人的にはどう考えても消耗品としか思えませんが、何故か財産扱いなのが自動車、車は贅沢品と考えた時代もあったのでしょうが、電車網が行き届いた大都市以外は中小都市も含め、自動車は生活必需品としての用途が強い地域のほうが多いのが現実だけどなぁ――、

と文句を言ったところでどうにもなりませんので、故人名義の車は一旦法定相続人の誰かが相続した後で、廃車するなり、売買するなり、あげるなりすれば良いのですが、買っても、貰っても、更に名義変更しなければならず、とにかく面倒なものです。

『相続による自動車名義変更』

車検証(自動車検査証)
・故人の戸籍謄本(全部事項証明書)か除籍謄本
・死亡の事実を証明する書類(死亡診断書・火葬証明書)
・遺産分割協議書
・代表相続人の印鑑登録証明書 (発行から3か月以内)
・代表相続人の実印

駐車場所変更無し以外は最寄りの警察署で車庫証明を取得したのち陸運局で手続きします。各手続書類は手続き書類一覧は『くるなび』様、ホームページ右下にあります。利用させて頂くと良いでしょう。

『査定価格100万円以下の自動車の場合』

・被相続人の死亡の記載のある戸籍(除籍)謄本
・被相続人と取得者の関係性のわかる戸籍
・名義を取得する相続人のみ印鑑証明書(発行3ケ月以内)
・遺産分割成立申立書(署名押印は取得する相続人のみで可)
・車検証
・車庫証明書(必要な場合)(発行40日以内)
・JAAI日本自動車査定協会査定料金
軽自動車 660㏄以下の乗用車   ・5,500円
普通車  661㏄~3,000㏄の乗用車・7,150円
普通車  3,001㏄以上の乗用車   ・9,900円 

『査定価格100万円以上の自動車の場合』

・被相続人の死亡の記載のある戸籍(除籍)謄本
・被相続人と相続人全員の関係性のわかる戸籍
・相続人の全員の印鑑証明書(発行3ケ月以内)
・遺産分割協議書(署名押印は相続人全員が必要)
・車検証
・車庫証明書(必要な場合)(発行40日以内)
・JAAI日本自動車査定協会査定料金は上記と同じ

※車庫証明は駐車場所を管轄警察署で2,500円程度(数日係る)

『固定電話・携帯電話』

個々の携帯所有率60%以上、家庭普及率90%以上となった今、不要な物の一例として固定電話があり、不要なら後々再開できる「利用休止」すれば基本料不要、今後一切不要なら「解約」すれば良いのですが、再度利用する場合2005年3月1日から電話加入権36,000円(税抜)が必要となります。

携帯電話を使用してた故人の解約は次の項目に注意してください。
・2年縛りが無いなら当月内で解約する
・2年縛りがあるなら最も費用の掛からない方法を探る
・ドコモで死亡解約は要死亡診断書コピー、他社は不要
2年縛りや諸条件がありそうなら、ドコモ、au、ソフトバンクなど専門店でなく各携帯を扱ってる携帯ショップなら裏技を使ってくれる所もあります。

30年以上ドコモを使用してきましたが、高過ぎるので友人に勧められワイモバイルに変更しましたが、電波が悪すぎて仕事では使い物にならず2か月で解約決定、携帯電話が始まった最初から通信電波を持ってるKDDI現在の(au)に切り替えた際、ワイモバイル解約は2台で6万円掛かる事になりましたが、携帯ショップ店員のお蔭で6万円は商品券で補填してくれる手法をとり実質解約金無しで変更して貰えました。その後、UQモバイルに変更した事でドコモ時代と比べ『月3Gで余れば翌月持ち越し、電話かけ放題』で1台につき3,000円~5,000円安くなり、2台で年5万円の節約は大きい。
さすが老舗で2022年現在問題ありません。

死後手続きをすると、今回のような携帯会社、電気会社、ガス会社など見直し確認にもなり、いい機会だと思って手を抜かず最善の方法や変更になるよう頑張りましょう。

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参考資料(お時間のある時にでも読んでみてください)
あんしんサポート葬儀支援センター  
代表ブログ 葬儀支援ブログ「我想う」
家族の死後に後悔しない為の一冊

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