満100歳まで生きたおじいちゃんの話
はじめに
私は「後期高齢者」の上に”超”の一字をのせたいほどの馬齢を重ねました。九十年余り生きているが、ただ呼吸していたらここまでたどりついたという感じである。健康法とか長生きの秘訣などは一切ない。ただし、毎日買い出しに一キロ近くは歩いている勘定だ。
老いを防ぐことはできない。いくらでも遅らせるために、いつも華やぐ心ー艶やかな気持ちをもつことが大事なように思う。つまり、あしたは孫の運動会だ、やれ正月だ、夏休みだ、などの日常茶飯事に自分の思いをのせて頭に描く。とにかくいろ