韓国=焼肉。ではなく、あなたに食べてほしい韓国グルメ。
韓国のソウルフード
日本では寿司、すき焼き、たこ焼き等。確かに典型的な料理はみんな食べているが、でも毎日食べるほどのものでもないし、韓国人が大好きなすき焼きについては、正直、年に一回食べるか食べないか。
韓国の代表料理といえば、チゲ、チジミ(ソウルではジョンという)、焼肉・・・なんて日本人誰でもが知っているところではあるが、韓国人にとって親しみのある食べ物とは、『フライドチキン』なのである。
もともと鶏料理は、伝統料理で言えば、サムゲタン、タッカンマリ、タッカルビがあげられる。しかーし、何と言われようが、国民のソウルフードはフライドチキンなのだ。
今やチキンソムリエ、チキンミシュランという言葉も出てくるほど、種類も味付けも様々。
チキンの食べ方『チメとチコル』
チキンを頼むと面白いのが、ほぼ一羽として販売をしていることである。日本では、チキンといえば、1~2本をKFCで食べることがある程度だが、こっちでは、それこそ何本も食べる。
ただし、一人で食べることはなく、大体は2人~複数名でいくつか種類を食べることが多い。一人で外食という文化があまりない韓国だから、このシェアスタイルのチキン文化が生まれたとも言える。
チキンの食べ方として決まったものがあるわけではないのだが、『チメ』と『チコル』という言葉がある。
치킨 チキン+ 맥주 メクチュ(ビール)
チキンと一緒にビールを飲むことを最初の頭文字をとって、チメという。あるドラマの主人公がしたことで爆発的に有名になったが、一度試してみると有名になった意味が分かる。
また、
치킨 チキン+ 콜라 コーラ
アルコールが飲めない方でも、チキンコーラという食べ方もあるので試してみよう!
じゃあこのチメ、どこで食べるの?
もちろん、お店でも悪くはないが、おすすめは漢江(ハンガン)という川でのピクニック!「ハンガンでチメしよう」は、合言葉。
天気のいい日にここでピクニックしながら過ごす時間が好きすぎて、週3回ハンガンチメをしていた(韓国人でもここまでしない)。漢江の紹介はまた詳しく。
特におすすめチメスポットは、高速ターミナルから近い、盤浦漢江(バンポハンガン)公園!
上の地図はだいたいの位置だが、高速ターミナルという駅から漢江方面に歩いていけばすぐ。
今まで明洞で人込みをかき分けた時間とは異なる、のんびりしたソウル(に似つかわしくない)時間をぜひぜひ、試してみてほしい。
おすすめチキン店
最後に、韓国人からも大好評なチキン屋をご紹介。個人店もたくさんあるが、ここではお店に入りやすいフランチャイズから絞ってみた。
キョチョンチキン 교촌치킨
泣く子も黙るキョチョンチキンは、逆に泣きたくなるほどおいしい。あまりのおいしさに、食べ始めたら無言を何度も経験した。昼から夜までずっと開いているので、好きな時間に行けることもなお良し(なんなら深夜でも)。
ハニーコンボという甘めのタレが特徴。
BHCチキン BHC치킨
BHCといえば、黄金オリーブチキンで有名だが、なんといっても外はカリカリ、中ジューシーの王道チキンとも言える。このお店に連れて行った日本人の友達が、韓国料理でこれが一番おいしいと言っていたっけ。
ヤンニョムチキンとプレーンチキンの半々もおすすめ。
ネネチキン 네네치킨
老舗だが意外と知らない日本人も多いネネ。ここも半々で頼んだが、カンジャン味(しょう油風味)がおいしい。
ちなみにこの量を女子2人でほぼ完食。宅配するとコーラが付くというお得感。まさに「チコル」
日本でもチメる?という言葉がそうそうに流行ることを祈るばかり・・・。
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