【独学・無課金】IELTS7.5勉強法 Listening Reading 編

IELTSの結果が返ってきて、ようやくIELTSから解放されたあんりです。
タイトル通り、今回独学、無課金でoverall 7.5という目標を超えた点数を取れたので覚書兼ねてやったことをシェアさせて頂こうと思います。
思ったより長くなってしまったのでListening ReadingとSpeaking Writingにわけました。
基本的に過去問とネット上で無料で手に入る教材しか使っていないため独学・無課金と表しています。

私の英語経歴については以下の記事でも書いています。(勉強法にはあまり触れていません...)


0.簡単な背景

・今回の受検は海外大学院奨学金応募のため
IELTS歴は2年ぶり3度目(画質悪くてすいません↓ 2016, 2018, 2020)

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準備期間1か月(時間として週の半分くらい勉強にあてられる感じ)
・目標 OA7.0 以上(奨学金の要件を満たすため)
・従来通りのpaper式受検
・使った参考書:
過去受検で使ったケンブリッジ公式過去問集12と13
(使用したのと同じシリーズの最新版が下記です。2冊なくても良いと思います)

単語帳として (家にあった) TOEFL 3800 
単語帳に関しては、IELTS前までは高校時代に使っていたシス単を完ぺきにしようとやっていたのですが、大学受験対策に作られたシス単はIELTS単語と方向性が違うため変更しました。
持っていたこれはTOEFL対策ですが、調べてみるとIELTSとTOEFLの語彙は似ていて、IELTS対策単語帳としてもおすすめされていたので使っていましたが、正直準備期間が短かったこともあり使いこなせたとは言い難いです。

IELTS対策期間として1か月は短いほうなので、戦法として、得意なL/Rを大ゴケしない程度にカンを取り戻して、対策時間の多くは苦手なW/Sに費やしました。
overall 7.0にあたっての作戦としては、採点方式をふまえると、4技能で27点(6.75×4) 以上取ればoverall 7.0 となるので R/L 合計で16点以上、S6.0以上 W5.0以上を目標として割り振っていました

今回勉強をして痛烈に感じたのは、「IELTS割と運ゲー説」です。
L/Rでも、過去問を解いている段階でものすごく点数のupdownがありました。なので、絶対にある期限までにあるスコアを取らないといけない方はIELTS教室などに高額課金するよりは複数回受験したほうが良いのではないかと個人的に感じました。
私は今回、目標をこえた良い点を取れましたが、例えば今週IELTS受けたとして同じ点数とれる自信はありません。それくらい問題との相性などで結果が1.0くらいは変わるテストだと思います。
私の話ではありませんが、実際に聞いた話だと、知人で2週連続IELTSを受けて、トピックと試験官との相性なのかスピーキングの点数が1.0違った人がいました。

それでは以下、各分野で私がやったこと、参考にしたサイトなどを紹介します。元の得意不得意や合っている勉強スタイルは個人個人違うので、あくまで一つの例として参考にしてください。

-Listening 

結果:7.5 目標:8.0+
過去の記録を見て頂ければわかるように、実は4技能で一番得意なのはListeningです。過去問では基本8.0以上を取れてノーミス9.0をとれたこともありました。(今回は試験直後やらかした感を感じました)
前述のようにあまり対策に時間は費やしていないので、ある程度リスニングで取れる人向け対策になっているかもしれません。

〇やったこと
・過去問をフルで5回
・part2/3 だけプラスで2回
・苦手な分野の問題を IELTS.liz(下記参照)中心に徹底的に解く

〇流れ
・過去問1回目:全体像の把握

・過去問2-3回目も解いてみて、自分の苦手分野あぶりだし
Listening にも表埋め問題/記号で答える問題 などと問題のタイプがあり、毎回出題される問題は違うので苦手タイプ、あるいは分野を見つけて対策するのが重要です。

IELTS Liz メインに対策
例えば私は、名前や都市のアルファベット書き取り問題と、地図が関連する問題が苦手だったので、下記ページを下の方にスクロールしてでてくる"IELTS Listening Practice Lesson"の 6. Spelling for Names など自分が苦手な分野を選んで解いていました
このサイトはIELTS学習者ではおなじみかもしれませんが、元IELTS試験官のリズ先生がIELTS学習コンテンツを公開している良質なサイトです。

IELTS Liz https://ieltsliz.com/

IELTS Liz以外にもたくさんIELTS学習コンテンツはオンラインにあふれているので、このサイトに出てくる問題をやってもまだ弱点克服できていないと感じたら、「IELTS Listening map」などとネット検索して出てきた問題を解いていました 

・再び過去問を解き、間違えたところの原因把握→練習を通じた対策を繰り返す

・私が失点するのは主にPart2/3 だったのでそこだけ抜き出してさらに数回過去問を解きました (一般的にpart2/3がpart1/4と比べて難しいと言われているようです)

〇過去問の解き方 
時間をしっかり計って解きます。
丸付け後、スクリプトを見ながら音声をもう一回聞きます。
これを経て、間違ったところの原因を探ります。レベルにもよりますが、ある程度リスニングできる場合は、解くことそのものよりもなぜできないのか、なぜ点数を落としたのかの分析に時間を割くことをオススメします。
(eg.ケアレスミス、スペルミス、聞き取れなかった、単語を知らなかったetc)
間違えの傾向と原因を探りその対策をすることが得点アップに重要だと思います。

例えば私は失点理由として、語彙力不足、複数形のs付け忘れ/無駄付け が多かったです。
語彙力不足→改善に時間がかかるのでとりあえず過去問でできた知らない単語は覚えて、IELTS全体的な対策として単語帳を使って単語力upをはかりました
複数形問題→問題文の前後(aがついてないかなど)を気を付けました

〇ワンポイントアドバイス
人によるかもしれませんが、私はとにかく問題文を先読みしていました。
part1の確認時間にはpart2の問題文を読む
など。
過去問で先読みに失敗した場合(音声開始までに問題文を読み切れなかった場合)点数がガタ落ちしたので、気を付けていました。
与えられた時間だけでは特にpart4などは最後まで問題文を読み切れなかったりするので、すぐ次のpartの問題文を読みにうつっていました。音声終了後10分書き写しの時間があることを考えるとpartが終わったら、終わった部分を確認するのではなく、気になるところがあってもきりかえて次にいっていました。

-Reading

結果9.0 目標8.0+

満点ということは かなりreadingできるんですねと思われるかもしれませんが、問題との相性が良かった結果だと思います。過去問でも満点を取ったこともありましたが、逆にtopicのが合わず、未知すぎて1つのpartをほぼ落として6.5だったこともありました。とはいえ、試験直後にこれはもしかしたら満点かもと手ごたえを感じることができました。

〇やったこと
Listeningと流れ含めてほぼ同じです。
過去問を解き、その結果から失点の傾向と原因を把握
私の場合、True/False/Not Given (TFNG)問題と語彙力不足が原因

True/False/Not Given (TFNG)問題:IELTS.liz中心に徹底的に解く
単語力強化:本文のわからない単語は見直しで全部調べる
      単語帳にできるだけ時間を割く

〇TFNG問題
TFNG問題はほぼ出ないことはないくらい頻出問題なのですが、内容はわかっているんだけどNoなのかNot Givenなのかどう答えたらよいかわからないと感じる人が多いと思います。
私もここでよく失点していたのですが、前述のIELTS Liz先生のこの動画がすごく参考になり、弱点克服できたのでおすすめです。
また、TFNG特訓問題もLiz先生のサイトにあるのでそれもおすすめです


これを踏まえて、
例えばTGIF問題で下記のような文章があった場合、
By the second half of the 15th century, sugar had found its way to Europe.

By the second half of the 15th century,/ sugar/ had found its way to Europe./
のように他の部分に変えられる可能性があるところで区切って〇×を確認することを練習としてしたりもしました。
例えばsugarではなくpepper だったら答えはFalseだな、などとわかりやすくするために。

〇ワンポイントアドバイス
これも人によるかもしれませんが、私は問題文を読む前に、質問文を全部読んで、キーワードをそれぞれチェックしてから文章を読み始めていました文章に出てくる順番で問題が出題されるので、質問文キーワードが文中に出てくるたびに立ち止まって問題を解いていました
この方式が合うかわからないですが、参考になれば幸いです。

長くなってしまったのでWritingとSpeakingは別記事にしました。
質問等ありましたらTwitter (@impfct) にもお寄せください。

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