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ANRI基礎科学スカラーシップ3期生の研究発表会を行いました!
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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ANRI基礎科学スカラーシップ3期生の研究発表会を行いました!

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こんにちは✋ ANRI広報の柴沼です。

ベンチャーキャピタルANRIでは、2019年より先端の基礎研究に取り組む若手研究者を対象とした給付型奨学金プログラム「ANRI基礎科学スカラーシップ」を実施しております。年に1度、ご応募の機会を設けておりますので、ご興味のある方はぜひANRIメルマガをご登録いただき情報をチェックしてみてください!

さて、先日、ANRI基礎科学スカラーシップ3期生(2020年採択者)の研究発表会をオンラインで開催いたしました♪

本日はその様子をお届け致します!

↓3期生のメンバーをご紹介したリリースはこちら✨


研究発表会 開催の目的


今回の開催目的は2つ掲げて行いました!

①研究内容の進捗確認💡
研究内容に関しては、選考過程で研究内容を伺っていましたが、その後、研究がどのように発展してきているか。そして、ANRIの奨学金をどのように役立てていただいたか。研究発表という形式でお話を伺いました!

②研究者同士の交流🌸
コロナ禍でなかなか集まることができなかった3期生。
みなさん、大変な思いをしながら研究を続けていたかと思います。
そういう時だからこそ、お互いの研究内容を知ることをきっかけに、ぜひ、研究者同士の交流も深めてもらいたい!!

さぁ、研究発表会へ

今回は、9名の方にご参加いただきました!

当日の流れ
・簡単な自己紹介と研究内容の発表(プレゼン)
・一人10分間以内その後、質疑応答3分程度

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研究発表の様子を、ANRIインターンRKのメモと共にちょっとだけお見せします!
ご覧ください😊

■ 國光真生さん:東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻 

國光さん

- 取り除いても細菌は増殖し、ぬめりが解消されないことで創傷感染がしばしば起きてしまう
- 細菌を取り除くのではなく、細菌叢を是正するという独創的な革新的な発想をもとにスタートした研究
- 周囲皮膚に類似した創部細菌叢を作ることで創傷感染を予防できる可能性がある
- 現在は創傷感染発生メカニズムの解明の研究をされているが、最終的に創部細菌叢を最適化する絆創膏などアプリケーションを考えられていて素晴らしい
- スライドの最後で見せていただいた最終的なアプリケーションまでのロードマップは確かに長く困難に見えるが、その基礎となる部分の研究をANRIとしてサポートできて嬉しく思った
- 感染箇所の損傷などによって寝たきりの高齢者の死に直結する褥瘡の研究を進めることで、褥瘡で苦しむ人が一人でも減ることを祈る


■ 藤田 陽子さん:京都大学大学院 生命科学研究科 統合生命科学専攻

藤田さん

- マールブルグウイルスの構造解析によって重要なアミノ酸残基を同定することができた
- クライオ電子顕微鏡を使ってNP-RNAの構造決定
- 構造解析できるとタンパク質の作用機序が分かる
- mRNAなどCOVID19のワクチンで有名になったが、基礎研究は1990 年代から始まり、2005年に基本的なことが発見され、百年以上の研究開発の歴史がある。
- 藤田さんが行っているようなウイルスの基礎研究はワクチン開発などと比較してすぐに人類を救うことができるようなものではないが、百年後、千年後の人類にとって多大な影響を与えるものだと信じている


全てをご紹介できず残念ではございますが、どの研究内容も大変面白く、素晴らしい研究発表の数々👏✨夢中でお話伺っていると、長時間であったにも関わらず、時間があっという間に過ぎてしまいました!


発表会後、ANRI社内のSlackでは・・・
「いやー、面白かったですね。」「みんなかっこよかった!」「ほんとみんなかっこいいな」と発表者への賞賛が止まらず!!

担当 元島「落ち着いたらちょっとずつでもご飯くらいしたいですね…」

とのコメントがあったので、コロナ落ち着いたら、ぜひ美味しいご飯に連れて行ってもらってください!笑


そして、研究発表内では、こんな嬉しいご報告も✨

■菊池魁人さん:カリフォルニア大学サンディエゴ校・定量生物学PhD課程

菊池さん

有意義にANRIの奨学金を使っていただいて、嬉しいご報告をどうもありがとうございます!!

研究発表会を終えて

今回、コロナ禍での研究発表となり、オンラインでの開催ではありましたが、みなさんの研究に対する熱い思い、そして真摯に取り組んでいらっしゃる姿を拝見し、ANRIメンバー一同、改めて基礎研究の重要性を実感した貴重な時間となりました。

また、今回の研究発表は、研究者同士の交流も目的としていました。
分野も全く違う研究内容にも関わらず、発表後の質疑応答も、積極的に研究者同士で議論されていて、大変盛り上がっていました。それぞれの発表を通じて、共通の点、全く知らなかった点など色々な発見をされていたように思います。
少しでも3期生の中で交流が深められる機会となっていたら嬉しいですし、ぜひこのご縁を活かして、今後も交流を深めていただければと思っています。

3期生のみなさん、お時間いただき、また素晴らしい研究発表をありがとうございました!

2021.08.23 奨学金3期生研究発表会


最後に・・・

ベンチャーキャピタルANRIは、2017年より研究開発型ベンチャーに投資に注力をしてまいりました。数多くの大学発ベンチャーにも投資させていただいております。では、なぜANRIが基礎研究への給付型奨学金の取り組みを行なっているのか。

この取り組みの発案者であるジェネラル・パートナー鮫島昌弘はこのように話しています。

今の世の中は「選択と集中」、すぐに役立つものにフォーカスされています。しかし、すぐに役立たないものでも、次の種になる可能性がある。そういう可能性は、色々な分野に眠っていると思っています。

そういう可能性がある分野にどんどん種を植えていき、それがいつかは花を咲かせたり、種同士が結合して大きな種になるということがある。

すぐに実用化に繋がらないものでもいつか何かに結びつけられるものだったら、どんどん種を植えていきたい。そうでないと、焼畑農業じゃないですけれど、次の作物が出て来なくなってしまうなという危機感があり、だからこそ、ANRIで奨学金の取り組みをはじめました。

僕らベンチャーキャピタルのビジネスは新たな産業を創出するであろうベンチャーに投資してリターンを生み出すモデルです。色んな業界で育ってきたものを刈り取るイメージです。だからこそ僕らVCは超長期目線で次のタネを植える必要があると思います。

この奨学金によって、皆さんの今後やりたい活動を支援できて、少しでもプラスになってくれたら嬉しいですし、この取り組みが意味あるものになると思います。


実用化には時間を要す研究だとしても、今後、世界の課題解決の重要なキーとなるかもしれない。その研究を絶やすことなく続けていくこと、裾の尾を広げていくこと、それこそが人類の発展であり、私たちの生活、知識を豊かにしてくれるかと思います。

ANRIは今後も先端の基礎研究に取り組む若手研究者を応援するために、「ANRI基礎科学スカラーシップ」の取り組みを続けてまいります。年に1度、募集がありますので、ぜひ振るってご応募ください!ご興味のある方はぜひANRIメルマガをご登録いただき情報をチェックしてみてください!

現在、4期生の募集もしておりますので、ご興味ある方はぜひ下記、ご確認ください!

🌸ANRI給付型奨学金プログラム、4期生募集中🌸

給付金額:1人当たり50万円/最大10名
募集対象:数学や物理学、生物学、化学などの分野において優秀な成績を収めた学生(年齢制限なし)
応募締切: 2021年8月31日(火)まで

応募・詳細

ANRI基礎科学スカラーシップ対談|天文学研究者(ANRI奨学生1期須藤さん)×ANRI 鮫島
「やめないを繰り返す」:研究者の知的好奇心が人類の新たな常識をつくる

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